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【関屋記念】ピークトラム 腕利き厩務員の生涯ラストレースでドラマを起こすか

東スポWeb 8月12日(金)20時19分配信

【関屋記念(日曜=14日、新潟芝外1600メートル)栗東発トレセン秘話】去年の11月29日、京都第8Rをキングノヨアケで勝ち、6年ぶりのJRA年間100勝を決めた武豊が、ウイナーズサークルのインタビューでこんなことを話した。

「自分の100勝よりも厩務員さんがこのレースを最後に定年されると聞いていたのでそっちのほうがプレッシャーで、勝てて本当によかったと思います」

 人生の全てを馬にささげてきたホースマンの最後のレースとは、一体どれだけの重みを持つものなのだろうか。あの武豊がプレッシャーを感じるぐらいなのだから相当なものであることは確かだろう。

 今週の新潟GIII関屋記念にピークトラムとレッドアリオンの2頭を出走させる橋口調教師は「今回ばかりはピークトラムに勝ってほしいんです」と言う。

 担当である村木孝行厩務員が、このレースを最後に退職するのだという。

「テンシノキセキとかリーチザクラウン…親父の厩舎でいろんな馬を育てて厩舎を支えてくれた大事なスタッフですからね。最後のレースでなんとかいいはなむけができればと思っているんです」

 生涯ラストのレースを重賞で勝ってハッピーエンド…そんなドラマみたいな結末は簡単になし得るものではないだろう。それでも、厩舎がこのレースに対して特別な思いを持って調整してきたことは間違いない。

「この中間の動きも上々だし、どんな競馬でもできるのは強み。新潟コースも合いますからなんとか結果を出したい。できれば2頭で同着が理想ですけど」とはにかむ若きトレーナー。

 新潟マイルといえばこの馬がデビュー4戦目に重賞初挑戦(GIII新潟2歳S=3着)し、のちの皐月賞馬イスラボニータとハナ差の競馬をした舞台。馬にとってもここで結果を出すようならドラマになる。

最終更新:8月12日(金)20時19分

東スポWeb

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