ここから本文です

大江戸温泉物語、九州進出 別府と長崎のホテル買収へ

qBiz 西日本新聞経済電子版 8/12(金) 10:50配信

 大分県別府市の「別府ホテル清風(せいふう)」と、長崎市の「長崎ホテル清風」が、旅館・温浴施設運営の大江戸温泉物語(東京)に買収されることが10日分かった。同社は関東や東北などで宿泊施設を運営している。ホテル経営で九州に進出し、事業拡大の足掛かりにするとみられる。

金曜夜~土曜朝「駐車料7500円」の理由を調べた

 両ホテルは現在、旅館再生を手掛ける九州ホテルリゾート(福岡市)が運営。関係者によると、7月に不動産譲渡契約を結び、8月16日付で譲渡する予定。ホテル名は継続する見通しで、従業員は基本的に大江戸温泉物語側で再雇用する方針という。買収額は十数億円規模とみられる。

 大江戸温泉物語は、東京・お台場で温泉施設を含むテーマパークを運営。日本各地の旅館を買収し、約30カ所の宿泊施設でコスト削減や販売施策の改善などを進めている。8月末にはリート投資法人が上場予定。観光関係者は「大江戸温泉物語は温泉地である九州で施設を保有でき、ホテル側は大手資本の傘下に入り、経営を安定化させることができる」と解説する。

 買収されるホテル清風(旧清風荘)は1931年に創業した老舗。2011年、当時の運営会社が経営破綻したことを受け、九州ホテルリゾートが事業承継。眺望が良い露天風呂やバイキングレストランを売りに訪日外国人客確保にも積極的に取り組み、収益が改善している。

 別府ホテル清風は客室数161室で、社員65人。耐震工事のため今後、一時営業を休止する見通し。長崎ホテル清風は100室で、社員46人。2ホテルの15年12月期の売上高は計約18億6千万円。

西日本新聞社

最終更新:8/12(金) 14:42

qBiz 西日本新聞経済電子版