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岡山湯郷ベル「立て直しを」 退団騒動決着に地元の声

山陽新聞デジタル 8月11日(木)23時59分配信

 サッカー女子なでしこリーグ1部、岡山湯郷ベルの主力4選手が退団を申し入れていた問題は、女子日本代表「なでしこジャパン」の元主将、MF宮間あや選手(31)が残留し、ベル主将のGK福元美穂(32)ら3選手が退団することで決着した。岡山県美作市を本拠地に2001年のチーム発足当初から地域の「顔」として活躍してきた宮間、福元両選手。地元関係者らは11日、2人が別々の道を歩むことを知って残念がり、一刻も早いチームの立て直しを求めた。

 宮間、福元選手は11年のワールドカップで初優勝した際に、インタビューで「早く湯郷温泉に入りたい」と答えるなど地元愛を隠さなかった。湯郷温泉女将の会の峯平滋子会長(73)は「温泉街をいつも全国にPRしてくれ、どれだけうれしかったか。2人が、こんな形で分かれるとは」と言葉を詰まらせた。

 福元選手が長年通っていた勝央町のうどん店を営む浜田泰明さん(60)は、「負けが続き、主将として悩んでいたのだろう。冗談めかして『勝てる料理を』と頼んできたが、今思えばあれが彼女のSOSだった」と振り返る。

 2年前の選手大量退団、相次ぐ監督の退任…。チーム発足時からスタンドに足を運ぶ美作市林野の自営業難波祐輔さん(72)は、ここ数年のチーム状況に危うさを感じていたという。「無名の選手、素人のスタッフがゼロから立ち上げたチームだったが、15年がたつ中で隠しきれないほどのひずみができたのだろう。何とか再起を図ってほしい」と話した。

最終更新:8月11日(木)23時59分

山陽新聞デジタル