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「古代金星」は地球にかなり似ていた? 海があり生命も存在可能か

sorae.jp 8月12日(金)11時3分配信

かつてよくその存在が囁かれていた金星人。しかし金星が高温・高圧な環境だと知られるにつれ、若干その存在は怪しくなっていきました。しかし最新のコンピューターモデリングによると、なんと古代金星は生命の存在可能な海があり、表面温度もそれほど高くなかったようなんです。
 
現代の金星は約90気圧で表面温度が462度と、とても生命が存在できる環境ではありません。しかしNASAの科学者は、これが太陽光と金星の回転速度によるものだと考えています。過去の金星の海は太陽光によって蒸発し、大気中で水素と酸素に別れやがて二酸化炭素になります。そしてその二酸化炭素が温室効果をもたらしたことで、現在のような金星の姿になったと考えたのです。
 
一方金星ではそのゆっくりとした自転により、昼と夜が2ヶ月毎に訪れます。これにより金星では雨が発生し、それによってできる分厚い雲の層が傘のような働きをします。そしてその働きにより、古代金星の温度は今日の地球よりも数度低かったようなのです。また、古代金星の陸地は地球のそれよりも広かったと考えられます。
 
このことから、古代金星は生命の存在しうる領域だったと科学者は考えているのです。また1980年代に金星を観測したパイオニア探査機も、金星にかつて海があった痕跡を報告しています。このように「過去には」水があった可能性がある惑星はいろいろ報告されていますが、現代でも地球のように安定して水をたたえている惑星はなかなか稀な存在なのかもしれませんね。

最終更新:8月12日(金)11時3分

sorae.jp