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旧4大証券を猛追、みずほ“ひとり勝ち”の構図

ニュースイッチ 8月12日(金)11時32分配信

他社に先駆け事業の構造改革。リテール、リサーチで力付ける

 大手証券会社の野村ホールディングス(HD)、大和証券グループ本社、SMBC日興証券、三菱UFJ証券ホールディングスの2016年4―6月期連結決算が大幅減収減益となるなか、大手証券で唯一、みずほ証券が営業利益、経常利益とも増益となった。他の大手証券が当期減益となった16年3月期連結決算でも、同社は当期増益を確保。昨年度から“ひとり勝ち”状況が続いている。


トレーディング益、過去最高に

 16年4―6月期は、為替の円高シフトや英国の欧州連合(EU)離脱懸念があり株式市場が低迷。比較対象となる15年4―6月期が日経平均株価2万円の好況だったこともあり、証券会社の業績落ち込みはやむを得ないとも言える。中堅証券やネット証券も減収減益の企業が多い。

 だが、みずほ証券の16年4―6月期連結決算は堅調だった。純営業収益こそ微減だったが、営業利益、経常利益は微増。当期利益は大幅減だが、これは親会社であるみずほフィナンシャルグループの米国事業体制再構築に伴い、法人税等調整額が増えたためだ。その要因を除けば、当期利益は微減となる。

 好決算について、みずほ証券の小林英文常務は「海外事業がコンスタントに支えていることが大きい」と分析する。4月に野村HDが海外事業再構築を発表したが、みずほ証券は数年前に海外のリストラを終えている。

 そのため、他社より早く再浮上できた。16年4―6月期の海外事業の経常利益は74億円で、特に米州の経常利益は前年同期の2倍に拡大している。小林常務は「円高でも黒字。着実に力をつけている」と胸を張る。

 また、世界的な金利低下の状況において顧客ニーズを的確につかむことで、機関投資家向けの債券売買を拡大したことも好業績に寄与した。株式トレーディングも合わせたトレーディング益は443億円で、野村HDに次ぐ第2位。四半期としては、13年のみずほインベスターズ証券との合併後、過去最高となった。

 日本の大手証券5社は通称5大証券と呼ばれるが、かつての4大証券の流れをくむ野村HD、大和証券グループ本社、SMBC日興証券や、米国の名門モルガン・スタンレーとのジョイントベンチャーを擁する三菱UFJ証券ホールディングスの存在感は大きく、みずほ証券は長年5番手に位置づけられがちだった。ただ、その評価は、大きく変わりつつある。

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最終更新:8月12日(金)11時32分

ニュースイッチ

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