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4年後の東京につなぐ大奮闘! セブンズ男子日本、南アに完敗で4位

ラグビーリパブリック(ラグビーマガジン) 8/12(金) 9:49配信

 瀬川智広ヘッドコーチ率いる男子セブンズ日本代表が、2016リオデジャネイロオリンピックですべてを出し尽くし、戦いを終えた。メダルには惜しくも届かなかった。現地時間8月11日、準決勝でフィジーに敗れたあと3位決定戦に進み、南アフリカに挑んだが14-54で完敗を喫した。

黄金に輝いたのはフィジー! 男子セブンズで同国史上初の五輪メダル!

 世界の強豪が集うワールドセブンズシリーズでなかなか上位に食い込めず、1年前にコアチームから降格(今春、再昇格)した日本が、リオ五輪のメダルを争うとどれほどの人が予想しただろうか。しかし、徹底的に鍛え上げ、自分たちを信じて存分に力を出し切ることができた男たちは世界を驚かせた。初戦で、2013ワールドカップ・セブンズのチャンピオンであるニュージーランド(ワールドシリーズで総合優勝12回)から大金星を奪い、同じく強豪のケニア、フランスも倒しての4強入り。

 ラグビーファンだけでなく、日本の多くの人々が男子セブンズ日本代表に注目し、銅メダルを期待した。

 だが、南アフリカもまた、強かった。

 試合開始40秒、南アが先制する。縦へ突いたカイル・ブラウン主将とサポートしたクワッガ・スミスがオフロードパスの連続でつなぎ、ジュアン・デヨーンがゴールに運んだ。

 2分過ぎ、今大会で大活躍した後藤輝也がタックルを受けた際に負傷し、フィールドから退く。日本にとっては嫌な流れだった。

 3分にはブレイクダウンでターンオーバーされ、スピードある南アのロスコ・スペックマンが個人技で防御網を切り裂き、追加点を挙げた。

 ようやく日本のターンとなったのは7分だった。彦坂匡克が接点で激しくファイトし、ペナルティを得る。敵陣深くのラインアウトとなり、レメキ ロマノ ラヴァが前進、すばやいリサイクルから、ボールをもらったキャプテンの桑水流裕策が力強く突進し、インゴールにねじ込んだ。

 だが、前半終了前に南アがトライを追加し、7-21で最初の10分間を終えた。

 早めに点差を詰めたい日本は後半早々、福岡堅樹が自陣深くから鋭いステップワークで中央を切り裂いたあと合谷和弘につなぎ、同じく俊敏な合谷が抜け出して50メートル以上走り切り、14-21と7点差にした。

 しかし、その後は南アのトライラッシュとなる。
 2分、2011年のワールドラグビー年間最優秀セブンズ選手であるセシル・アフリカが自陣10メートルライン付近からブレイクスルーし、リードを広げた。5分にはハーフウェイ付近のブレイクダウンでターンオーバーし、またもセシル・アフリカがタッチライン沿いを駆け抜けた。7分には日本のロストボールからカウンターアタックで連続得点。8分過ぎにも日本の落球から南アがトライを挙げ、勝負は決まった。

 最後は得点で終わりたかった日本だが、試合終了前、フィールドに戻っていた後藤が自陣深くでインターセプトを狙ったが反則をとられイエローカードとなり、人数が減ったところを南アに突かれて8トライ目を許し、完敗。彼らのリオ五輪は終わった。

 メダルには届かなかった。それでも、堂々の世界4位だ。歴史を変えた。輝かしい金字塔だ。4年後の東京オリンピックにつなげる、男子セブンズ日本代表のすばらしい奮闘であった。

最終更新:8/12(金) 9:49

ラグビーリパブリック(ラグビーマガジン)