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<リオ五輪>地元は悲鳴と歓声 体操個人総合・内村逆転金…加藤落下

埼玉新聞 8/12(金) 10:30配信

 内村航平選手と加藤凌平選手が出場した体操の男子個人総合決勝は、内村選手が連覇を果たした。コナミスポーツの両選手が拠点とする埼玉県草加市では11日午前4時から、草加市文化会館でパブリックビューイング(PV)が開かれた。市内出身の加藤選手の幼なじみや体操男子のコーチを務める森泉貴博コーチの家族など、市民約100人が熱戦を見守った。

 体操男子団体が金メダルを獲得した2日前の興奮が冷めやらぬままに始まった男子個人総合決勝。前半は内村、加藤選手がともに持ち前の好演技を重ねた。両選手が高得点を上げ、メダル獲得圏に食い込む展開にPV会場も沸いた。内村、加藤両選手が難度の高い技を決めるごとに歓声が上がった。

 明暗を分けたのは最後の種目の鉄棒だった。先に演技した加藤選手は演技途中でまさかの落下。「えー、うそー」。安定感に定評のある加藤選手のミスに会場から悲鳴が上がった。11位という加藤選手の結果に口をふさいで涙ぐむ来場者の姿もあった。

 森泉コーチの妻佐喜子さんは「信じられないミス。よっぽど緊張したんだと思う」と驚いた。加藤選手の幼なじみ千葉笙太郎さん(22)と北山優菜さん(23)、鶴薗萌佳さん(22)は「最後は残念だったけれど、本人が一番悔しいと思う。世界のトップ選手とメダル争いをしてすごかった。よく頑張った」とねぎらった。

 一方、ウクライナのベルニャエフ選手を0・901点で追う内村選手は、得意の鉄棒で会心の演技を披露。高得点をマークした。PV会場はベルニャエフ選手の結果を固唾(かたず)をのんで見守り、内村選手の逆転金メダルが決まると大歓声に包まれた。

 佐喜子さんは「まさかの大逆転。(ベルニャエフ選手は)守りに入って点数を落としたのかもしれない。最後の鉄棒で着地まで諦めず、攻めていった航平君との違いが勝負を分けた」と内村選手の連覇を祝福した。

最終更新:8/12(金) 10:30

埼玉新聞

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