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【MLB】ジラルディ監督、Aロッド最後の願いを却下 引退試合はDHで出場

Full-Count 8月12日(金)15時2分配信

三塁で出場できるか打診するも、答えは「ノー」

 12日(日本時間13日)で現役引退を発表しているヤンキースのアレックス・ロドリゲスだが、最後の試合は指名打者(DH)として出場するようだ。だが、本人の望む形ではなく、三塁で出場の打診を指揮官に却下されたためだと、複数の米メディアが報じている。

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 ピンストライプに身を包み、現役最後の試合に臨むA・ロッド。最近はすっかりDHが専門になっていたが、デビュー当時は遊撃、長らく三塁を守る堅守の内野手だった。現役最後の試合は慣れ親しんだポジションで…。そんなノスタルジックな思いに駆られたのか、A・ロッドはジラルディ監督に三塁での出場を許可してくれないか打診したという。米スポーツ専門局「ESPN」公式サイトによると、A・ロッドは「火曜日(9日)に監督室に行って、“金曜日に三塁で出場できないかな?”って聞いたんだ。監督はただノーとだけ答えたよ」と、やりとりを明かしたという。

 ジラルディ監督にも言い分はある。まだシーズン真っ只中で、どの試合も“消化試合”と見なすことはできない。記事によると、指揮官は「それ(三塁起用)も考えたけど、最近は全然(守備の)練習をしていない。チームはまだ勝とうと努力している最中だ」と“却下”の理由を話したそうだ。

 メジャーリーグ機構が定める薬物規定に違反したとして、2014年は1年間の出場停止処分で棒に振った。その後、2015年に戦列復帰したものの、三塁手として先発出場したのは2試合だけ。今季はこれまで55試合に出場し、すべてDHだった。

マーリンズと契約の噂も「自分では、これが最後」と改めて引退を強調

 ジラルディ監督のつれない返事に、A・ロッドが腹を立て、引退間際に新たな遺恨が勃発か?と思いきや、A・ロッドも事情を理解。「三塁だったら楽しいと思っただけ。大切な頼みじゃなかったし、まだシーズン真っ最中。もっともな答えだよ」と話したそうだ。さらに「別に大事にするつもりはない。ひょっとしたら(おぼつかない守備を見せて)恥を掻かないように配慮してくれたのかもしれない」と笑ったという。

 12日の引退試合後は、自宅のあるマイアミに戻り、しばらく休養する予定だという。地元マイアミに拠点を置くマーリンズが、A・ロッドとの契約を討議しているという報道もあるが、「(引退試合より)先のことは考えていない。(ヤンキースのユニフォーム)ピンストライプを尊重しているし、この球団に敬意を持っている。自分では、これが最後」と改めて現役引退を強調したそうだ。

 22年にわたる現役生活中は、良くも悪くも常にスポットライトを浴び続けたA・ロッド。引退直前も、さらには引退後もスポットライトからは逃れられなそうだ。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:8月12日(金)15時25分

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