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田知本金メダルフィーバー/富山

チューリップテレビ 8月12日(金)20時46分配信

 田知本遥(たちもと・はるか)選手の金メダル獲得の熱狂は、まだまだ冷めません。
 快挙を祝って、県民栄誉賞の贈呈が検討されることになりました。

 11日、リオオリンピックの柔道女子70キロ級で、悲願の金メダルを獲得した射水市出身の田知本遥選手。一夜あけ、現地で記者会見を行い、今の心境と日本の子どもたちへメッセージを語りました。

 「少しずつ実感してきていて、自分の夢を実現できたんだなあと。(ブラジルは)世界選手権で一回戦負けして嫌なイメージだったけど、今回で最高のイメージになりました」
 「夢に向かって成功しても失敗してもそれに向かって打ち込んでほしい」

 一方、田知本選手の快挙に県内では…
 
 田知本選手が卒園した、小杉東部保育園。先輩の活躍に刺激を受けた子どもたちが、朝から大盛り上がりです。

 「なんとなんと田知本遥選手が金メダルを獲りました。ばんざーい」
 「やりたい柔道やりたい」(朝の会の様子)

 実は田知本選手は、リオへ出発する前に、この保育園を訪れていました。
 子どもたちは、田知本選手が大好きな歌をプレゼントして応援。
 4年前から始まったこの交流。
 田知本選手の保育園からの幼馴染で、小杉東部保育園に勤める金山楓加(かなやま・ふうか)さんの発案でした。

 「いや~うれしかったですね。感動しました。涙が止まらないという感じで。おめでとうとメールを送ったら、ありがとうって返ってきました」(金山楓加さん)

 田知本選手は、今月15日に帰国する予定ですが、12日は、さっそく金メダルを持って来てくれる日を心待ちに準備を開始。
 子どもたちがクレヨンで一生懸命描いているのは…
「田知本遥選手」
「きらきらやった」
「朝まで見た。眠くなかった。うれしかった」(子どもたち)

 ダンボールと金の折り紙でつくったメダルをつければ、金メダルをお祝いする『みこし』の完成です。

 ロンドンでの悔しい敗北と不振の時期を乗り越えて、約束の金メダルを持ち帰る田知本選手に、みんなで歌と踊りを練習してお祝いする準備はばっちりです。
 「金メダル見せてほしい」
 「一緒に電車ごっこしたい」(子どもたち)

 「楽しみです。また保育園にはるが来てくれることが。子どもたちもすごく楽しみにしているので、早く会いたいです。おめでとうと伝えたい」(金山さん)

 一方、11日未明まで観戦した小杉高校の後輩たちは、12日から大先輩を目指して練習を再開しました。

 「嬉しいのと、かっこいいのと、すごいのと、いっぱいです」(小杉高校の後輩)
 「メダルを見せてほしいです」(小杉中学の先輩)

 興奮冷めやらぬ後輩たちは、12日小杉中学の後輩たちが参加する中学生との合同練習で汗を流しました。
 田知本選手は、年に2回ほど母校の小杉中学や小杉高校を訪れて指導するなど、後輩思いの義理堅い選手で、みんなの憧れの存在です。

 Q.田知本選手の存在は?
 「偉大です」
 「この小杉で練習したのは田知本選手も同じ。近づきたい」(小杉中学の後輩)
 「柔道の技術だけじゃなくて、礼儀の大切さとか、先生を敬うこととか、人として尊敬する」(小杉高校の後輩)

 男子の中で練習していた田知本選手ですが、『勝ち』へのこだわりは誰よりも強かったと中学時代の恩師は振り返ります。

 「田知本らしい試合は、気迫ですよね。絶対に負けないという気迫と、執念みたいものを感じました」(小杉中学で指導した朽木淳司教諭)

 「攻めて攻めての柔道。金メダル、感動しました」(小杉高校の後輩)

 気迫の柔道を見た後輩たちは、今日も、偉大な先輩の背中を追って練習に励んでいます。

 田知本選手の地元・射水市の小杉地域では、12日も、あちこちで祝福ムードが続いています。
 理容店でも、今日の会話はもっぱら…

 「嬉しかった。お客さんとも朝からその話で持ちきりです」(理容店の奥さん)

 小学生の頃から、二つ年上の姉・愛(めぐみ)さんとともに、姉妹で柔道を始めた田知本選手が、小さいころからなじみのスポーツ用品店でも…

 「涙出てきました。小さい頃から見てる子達がオリンピックでメダルを取ったことは非常に嬉しいです。自分の買ったものはお姉ちゃんに内緒にしてねとお母さんに言ってたりしました。でも、それは嫌いとかじゃなくて、兄弟でもライバル心があったのかなと」(小杉スポーツ・長谷佳子さん)

 さらに、母校の小杉中学校では、オリンピックでの活躍を願う垂れ幕が、金メダル仕様に変更。少しでも早く金メダル獲得を伝えたいと、お盆休みに入る前に、垂れ幕の加工を発注したそうです。

 金メダルフィーバーの影響は、思わぬところにも…。
 「盆前で忙しい時期ですけど、うれしい悲鳴です」(宣広・須藤芳朗社長)
 こちらでは、12日までに、金メダル獲得を祝う垂れ幕の発注が、一度に6本も!
 「最優先でやってかないと、お祝いごとですから」(須藤社長)
 須藤さんは、田知本選手の中学生時代、柔道部の保護者会の会長を務め、試合の引率などもしていて、今回のメダル獲得には格別な思いがありました。
 「自分の思っている気持ちは、やっぱり中学校・小学校のときのままなので」「彼女が金メダルをつかむ間に得たものもあったし、逆に失ったものもあると思うんです。うちらはうちらなりに、できる範囲で応援していきたいと思います」(須藤社長)

 個人種目で県勢初となる金メダルフィーバーは、まだまだ続きそうです。

チューリップテレビ

最終更新:8月12日(金)20時46分

チューリップテレビ