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元巨人クロマティ氏がイチロー絶賛「王、長嶋、松井より大きな存在」

Full-Count 8月12日(金)22時3分配信

子供にサインを求められ「2世代、3世代と私の存在が伝わっていることが誇り」

 8月5~7日に宮城県石巻市で開催された「MLB CUP 2016」で、子供たちの熱戦に匹敵する注目を浴びていたのが、元メジャーリーガーで巨人でも活躍したウォーレン・クロマティ氏だ。1984年から7年にわたり巨人の主力メンバーとして活躍したクロマティ氏は、子供たちはもちろん保護者世代から絶大な人気を誇る。最近は古巣エクスポズのあったモントリオールに、メジャー球団を招致する活動を中心に行っているクロマティ氏に、日本への思い、異国で3000安打を達成したイチロー、野球の五輪復活について語ってもらった。

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ーー クロマティさんが登場するたびに大きな人垣ができますね。現役時代を知る保護者の皆さんはもちろん子供たちからも大人気です。

クロマティ:子供たちが「クロマティ」とか「クロさん」と呼びかけて、写真やサインを欲しがっている。私がプレーする姿を一度も見たはずがないのに、こんなにうれしいことはありません。きっとお父さんお母さん、あるいはお祖父さんお祖母さんから私のことを聞いて、テレビの映像を見たり、YouTubeを見たりしたんでしょう。2世代、3世代と、私の存在が伝わっていることを、本当に誇りに思います。

ーー 「MLB CUP 2016」に参加したおかげで、再び日本のファンと触れ合えました。

クロマティ:これは本当に素晴らしいイベント。特に、5年前の東日本大震災で起きた津波で大きな被害を受けた、この石巻で開催されていることに意味があると思います。石巻に限らず、リトルリーグで野球を楽しむ子供たちやその家族に、毎年楽しみにできる、そして目標になるイベントが生まれたことは素晴らしい。このイベントに参加を打診された時は、一も二もなく引き受けました。

イチローは「生きるレジェンド。殿堂入りは確実」

ーー 7年を過ごした日本は特別な場所でしょうね。

クロマティ:日本は私の一部だと言っても過言ではありません。自分で言うのもおかしいですが、私は日本の文化にとてもよく馴染めた。私が試合で見せたプレー以上に、日本文化をよく理解できたこと、そして誰でも気軽に話し掛けられる身近な存在であったことで、ファンは私を受け入れてくれたんだと思います。今でもそうですが、ファンと触れ合うのは大好きなんですよ。今回はバケーションも兼ねて1週間ほど滞在しています。大好きな国で、ファンの皆さんが私を“レジェンド”と呼んでくれる。こんなに素敵なことはありません。

ーー レジェンドと言えば、マーリンズのイチロー選手がメジャー史上30人目の3000安打を達成しました。

クロマティ:彼は生きるレジェンド。王(貞治)、長嶋(茂雄)、松井(秀喜)よりも大きな存在ですよ。なにしろ、アメリカで殿堂入りすることが確実なんだから。そこでメジャーが生んだ不朽のレジェンド、ベーブ・ルースやルー・ゲーリックと肩を並べるんですよ。私は心からイチローを誇りに思います。テレビゲームだって3000安打は簡単に打てません(笑)。ゲームだって相当な年月が掛かりますよ。

ーー ご自身は日米通算2055安打という記録を持っています。イチロー選手が日米通算安打数でピート・ローズを抜いた時、アメリカでは大きな論議を呼びました。

クロマティ:ピート・ローズは、もっと紳士的なコメントをするべきだったと思います。ただ、彼は私のアイドルだった選手。彼の言い分も分からないでもない。一方で、私はイチローの立場も分かります。だからこそ、王さんが本塁打記録を作った時のハンク・アーロンのように、ピートが対応できなかったことが残念ですね。

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最終更新:8月12日(金)22時10分

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