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「お父さん」と叫び涙ぐむ遺族…釜山で強制動員犠牲者の全国合同慰霊祭

ハンギョレ新聞 8月12日(金)13時28分配信

釜山・日帝強制動員歴史館で遺族など約500人が参加 「お父さん」と叫びながら涙ぐむ遺族たち サルプリ(厄払い)公演や追悼塔の除幕式も

 日本帝国主義の強制占領期に国外の炭鉱などへ強制連行され亡くなった犠牲者を悼む全国合同慰霊祭が釜山で開かれた。植民地時代の強制動員の犠牲者を悼む追悼祭はこれまで何度か開かれたが、全国の犠牲者遺族が参加した合同慰霊祭は初めて。

 行政自治部傘下の日帝強制動員被害者支援財団は11日、釜山市南区大淵(デヨン)洞の国連記念公園に近い日帝強制動員歴史館の7階の屋上で、強制動員被害者と遺族など約500人が参加した中、日帝強制動員犠牲者全国合同慰霊祭を開いた。慰霊祭はアモール合唱団の「故郷の思い」など合唱で始まった。さらに李梅芳(イメバン)舞踊保全会会長のキム・ミョンジャ氏(重要無形文化財97号)のサルプリ(厄払いの民俗舞踊)公演後、日帝強制動員の犠牲者を記憶し慰霊する追悼塔の除幕式が行われた。追悼塔は高さ8メートルの石でできた2つの柱の上層部にアルミニウムなどで作られた5羽の鳥が羽ばたいている形だ。参加者たちは海軍軍楽隊が演奏するなかで黙祷し、仏教、キリスト教、カトリックの追悼儀式に従って故人の冥福を祈った。

 イ・ジュソン遺族代表は「約70年前、亡国の恨(ハン)を抱き住みなれた山河を後にして離れたここ釜山で、声をあげ父を呼びます」と述べ、「お父さん!」と叫んだ。その声に続き約500人の遺族たちも一緒に「お父さん」と叫んだ。瞬間、粛然とした雰囲気が会場を包んだ。出席者たちは焼香や献花をした後、4階に移動し、日帝の強制動員を告発する特別漫画展を観覧した。

 キム・ソンリョル行政自治部次官は追悼の辞で「日帝強制動員に対する政府レベルの真相調査と研究を継続して推め、真相を国際的に知らせる努力を惜しまない」と述べた。日帝強制動員被害者支援財団のキム・ヨンボン理事長は追悼の辞で「親に早く死なれ、世代をまたいで貧困の苦労を負った強制動員犠牲者遺族を支援するため、請求権資金の利益を受ける企業から基金を集める事業を引き続き推進する」と述べた。

 日帝強制動員被害者は約23万人と推定され、日本、サハリン、東南アジアなどで息を引き取り故国に帰国できなかった犠牲者は約2万人、負傷者は約3万3千人に上る。国務総理室所属の「対日抗争期の強制動員被害調査および国外強制動員犠牲者支援委員会」は昨年12月、国内唯一の日帝強制動員歴史館を開館した。歴史館は7万5465平方メートルの敷地に506億ウォン(約47億円)をかけて造った7階建ての建物だ。強制動員の関連文書や名簿、写真など354点と展示パネル452点、映像43点、模型展示12点などがある。

釜山/キム・グァンス記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:8月12日(金)13時28分

ハンギョレ新聞

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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