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『ジャングル・ブック』、本物と見紛う驚愕のCG映像誕生秘話

クランクイン! 8/12(金) 21:00配信

 ジャングルの動物たちに育てられた人間の少年を主人公に、自然の掟、生きる者たちの愛や憎しみ、喜び悲しみを描く現在公開中の映画『ジャングル・ブック』。このたび、本作の驚異のCG制作の裏側を。ジョン・ファヴロー監督が惜しみなく語る映像が公開された。

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 映像の中で、一瞬本物のオオカミが映る。27秒近辺に映り込むのが本物だが(後ろに人間の靴が写っている)、意識を集中していなければ、おそらくCGのオオカミと区別がつかないだろう。この映像をジョン・ファヴロー監督は「動物の行動や感情をリアルに表現しつつ、人間の物語を語らせ、さらに個々の動物の独特な行動をも表現したかった」と語る。これを実現する為に気の遠くなるようなリサーチをスタートさせる。

 同作で登場する動物は、種類だけでも70以上に及ぶ。まずは、個々の動物を観察、さらに資料収集や専門家の助言など徹底したリサーチを慣行したという。先述したオオカミの映像はそのリサーチ時の映像。動物たちの再現は、既存の技術では彼らが目指すクオリティに達することが出来なかった為、筋肉、皮膚、毛の動きを表現する為の新たなシステムを開発。

 「『アイアンマン』で表現した鋼鉄の表現よりも、筋肉や皮膚などの、天然の要素の方が表現が難しいんだ」と、ファヴロー監督はその苦労を口にする。最大の挑戦は、実写のモーグリとCGの動物たちを組み合わせる際に生じる、モーグリの体にかかる“影”だったという。

 また、完璧なジャングルの自然を表現する為に、ムービング・ピクチャー・カンパニー(MPC)のスタッフらは10万枚ものロケ写真をとり物語でのモーグリの軌跡約15マイル(24km強)に対して、700マイル(1126km)ものエリアをリサーチ。さらに約800名ものスタッフたちが、落ち葉の一枚一枚からコケに至るまで丁寧に1年がかりで仕上げた。

 プロデューサーのブリガム・テイラーは「ビジュアル的な側面から、いまだかつて見たことのない形で、あらゆる危険や脅威のあるみずみずしい自然に没入することになります」とその自信をのぞかせている。

最終更新:8/12(金) 21:00

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