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<甲子園>嘉手納の大応援団 逆転劇に歓喜

沖縄タイムス 8月12日(金)11時0分配信

 やった、甲子園初勝利だ―。チームカラーのえんじ色の大応援団が詰めかけた一塁側アルプススタンドから選手たちに熱い声援が届けられた。七回の一挙8点を奪っての逆転劇に何度も跳ねて喜んだ応援団。甲子園で初めての勝利の校歌が流れ選手たちが駆け寄ると、スタンドは大きく湧いた。

 同日午前中から球場にはチームTシャツを着けた応援団が続々と到着し、試合開始を待ちわびた。六回終了時は1―3と追う展開。逆転を信じ、声を張り続けた応援団のボルテージは七回の打線のつながりで、一挙8点を挙げると、最高潮に達した。

 甲子園で春夏通じて初めての勝利に、大石哲汰主将の母、留美さんは「雰囲気もいつもと違う場所で、後半は伸び伸びと自分たちのプレーをしていた。次の試合も見守りたい」と喜んだ。大石主将が所属したうるま東ボーイズの選手たちも観戦。島袋輝之君(与勝中3年)は「こんな球場で試合ができるなんて憧れる」と〝聖地〟で躍動する嘉手納ナインを見詰めた。

 応援演奏を指揮する兵庫県の市立尼崎高校の音楽教諭、羽地靖隆さん(68)=伊良部島出身は「投手も安定している。攻撃もすごいね」。

 嘉手納町の當山宏町長は県人会など現地の応援の後押しを心強く感じたという。「スタンドの盛り上がりがすごく、選手も励みになったと思う。火がついた嘉手納打線はすごい。旋風を巻き起こしてくれるのでは」と初勝利の興奮を抑えきれなかった。

最終更新:8月12日(金)11時0分

沖縄タイムス