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イタドリの栽培に注目

紀伊民報 8月12日(金)16時46分配信

 和歌山県紀南地方でおなじみの山菜「イタドリ」(通称ゴンパチ)が、栽培品種として注目されている。栽培研究を続ける県林業試験場(上富田町)への問い合わせや栽培実験をしている日高川町の遊休農地への視察が相次いでいる。試験場は「これほど多くの人が興味を持ってくれて驚いている。今後、和歌山県の特産に育てていきたい」と話している。

 試験場によると、今春から新聞やテレビで取り上げられるようになり、問い合わせが一気に増えたという。試験場を訪れて説明を聞いたり、栽培実験を見学したりする県南部の団体が多く、遠くは金沢市からの視察もあった。現在、すさみ町や白浜町、田辺市本宮町など県内7カ所で栽培が検討されている。

 このほど、3年前から栽培実験に協力している日高川町生活研究グループゴンパチ部会(竿本みき代部会長)を、古座川町の町議ら3人が視察した。竿本部会長らに現状を聞き、試験場職員からは、1反(10アール)当たり800キロ収穫できることや追い肥で収量が約2倍になること、地下茎を使った苗作りが有効なことなど栽培方法について説明を受けた。

 この時季のイタドリは大きく成長しており、最大で4メートルを超すものもある。その畑を見学しながら、生産者とも意見を交わした。視察した男性(65)は「今は手を掛けず自家用にイタドリを栽培しているが、いろいろ参考になることがあった。また、春の収穫時季に訪れたい」と話した。

最終更新:8月12日(金)16時46分

紀伊民報