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米金融当局「ドット・プロット」に欠点-不確かさあっても伝えられず

Bloomberg 8月12日(金)13時21分配信

米金融当局者にとって、ドット・プロット(金利予測分布図)として知られる連邦公開市場委員会(FOMC)参加者の政策金利見通しには欠点がある。青い点で示される見通しだけでは、予測に疑いがあってもそれをうまく伝えられないためだ。

米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長をはじめとする当局者は、9月のFOMC後に公表する四半期ごとの経済予測でこの見通しを更新する。6月の前回見通し中央値で年内2回とされた利上げが、何回と予想されるかが最大の関心事だ。

当局者らは不確実性の高まりを指摘しているが、各自がどの程度の確信を持って金利見通しを示しているかは不明だ。

バンク・オブ・アメリカ(BofA)のシニアグローバルエコノミスト、マイケル・ハンソン氏(ニューヨーク在勤)はドット・プロットについて、「枠組み全体がやや疑わしい」と指摘。「景気低迷や世界的ショックの持続的影響の大きさに加えて、当局のインフレモデルがいかに不確かであるかについて、当局者は絶えず驚かされている」と語った。

2012年当時のFRB議長としてドット・プロットを導入したベン・バーナンキ氏は8日のブログで、「経済と政策の今後の展開をめぐる不確実性の度合いは、今や異例の高水準といえるかもしれない」と論評。その結果として、米金融当局のコミュニケーションが「不可知論的な基調」を一段と強めており、金利が低めに据え置かれる期間が長期化する可能性を示唆していると分析した。

原題:Fed Finds Dots Are Just Dots, Failing to Convey Forecast Doubts(抜粋)

Craig Torres, Christopher Condon

最終更新:8月12日(金)13時21分

Bloomberg