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健康診断の血液検査からわかる生活習慣病のサインとは

ZUU online 8月13日(土)6時10分配信

勤めていると必ず行われる、年に1回の健康診断。働き盛りの40代、50代になると、その中の項目にある「血液検査」は特にチェックすべき項目です。気になる動脈硬化や糖尿病など、生活習慣病のサインとなる数値に注目しましょう。

■生活習慣病のサインを早めにチェック

血液検査や尿検査は、病気を早めに発見するためのものです。自分でも気がつかない異常やちょっとした体内の変化も、血液検査から判明し早期治療につながるため重要です。

特に40代以上で、健康診断で継続して数値をチェックし、生活習慣病予防に役立てたい項目が次の5つあります。

1. 動脈硬化の元である「脂質異常」
2. 糖尿病の有無を調べる「糖代謝」
3. アルコールの摂り過ぎも分かる「肝機能検査」
4. 腎臓の排泄能力を調べる「腎機能検査」
5. 男性は特に注意したい「尿酸値」

主な生化学検査項目としては、AST(GOT)(肝機能判定)、ALT(GPT)(肝機能判定)、γ-GTP(肝機能判定)、総コレステロール(TC)(脂質代謝判定)、HDLコレステロール(脂質代謝判定)、LDLコレステロール(脂質代謝判定)、トリグリセリド(中性脂肪)(脂質代謝判定)、尿素窒素(BUN,UN,CRE)(腎機能判定)、尿酸・尿酸値(UA)(高尿酸血症判定)などがあります。

血球算定検査は、赤血球数(RBC)(貧血判定)、血色素量(貧血判定)。また、血糖値検査としては、血糖(糖代謝判定)があげられます。

■生活習慣病予防のポイント

ざっと挙げただけでも血液検査項目はこれだけありますので、ここでは改めて生活習慣病を予防するためのポイントに絞って見てみましょう。

生活習慣病とは、その名の通り、普段の生活習慣が病気の発症や進行に深く関わっていることを言います。偏食や運動不足、喫煙、ストレスなどさまざまな要因が重なって、高血圧、脂質異常症、糖尿病、肥満などを起こすものです。

● 自覚症状がなく、静かに進行する動脈硬化
生活習慣病にかかると、血管に異常が現れ動脈硬化をもたらします。動脈硬化は血管壁にコレステロールなどがたまり血流が悪くなり、さらに重症になると血栓が詰まって血管を完全に塞いでしまうのです。怖いのは、自覚症状がなく、体の中で動脈硬化が静かに進行していくことです。

コレステロール自体は、ホルモンの材料になったり、細胞膜を作って脂肪の吸収を助けたりするなどエネルギー源として働きますが、過剰になると体に障害をもたらします。特に脂質異常症は、動脈硬化を進行させ、脳梗塞や心筋梗塞という重篤な病気を引き起こすことにつながります。コレステロール値の高い人は全国で約3,660万人、中性脂肪の高い人は約4,000万人いると言われています。血液検査の結果は常に気遣う必要があります。

● 悪玉のLDLコレステロール値に注意
これまでは、総コレステロール値が220mg/dLを超えると、「高コレステロール血症」と呼ばれ、治療の対象とされてきました。しかし、実際に心筋梗塞や脳卒中を起こすリスクが高いのは、コレステロールの中でもいわゆる悪玉といわれる「LDLコレステロール値」が高い人です。

このため日本動脈硬化学会などでは、2007年のガイドラインから診断基準の総コレステロールを削除し、LDLコレステロールの管理を重要視するようになりました。

LDLコレステロールが140mg/dL以上は、高LDLコレステロール血症、120-139mg/dL以上は、境界域高LDLコレステロール血症として「脂質異常症」とされています。この結果が出たら、まずは医師に相談した方がいいでしょう。

● 外食の食事内容を見直す
また、食事内容を考え、適度な運動習慣を身につける生活習慣の見直しを中心にするべきでしょう。日本動脈硬化学会でもまず、食事療法を開始して、コレステロール、トランス脂肪酸の摂取を減らすことを推奨し、コレステロールの摂取は1日200 mg未満に制限するようにとしています。

外食が多いビジネスマンの場合は、特に注意が必要です。人気メニューの中には、コレステロールが多い食品があります。

・ ラーメン(飽和脂肪酸・糖質が多い)
・ フライドチキン・鶏の唐揚げ(コレステロール・飽和脂肪酸が多い)
・ 焼き餃子(飽和脂肪酸が多い)
・ レバニラ炒め(コレステロールが多い)
・ 塩辛(コレステロール・塩分が多い)
・ ウニやイクラがのった海鮮丼(コレステロール・糖質が多い)

飲み会や普段の食事で見るメニューばかりで、改めて食事の見直しを考えるきっかけになりそうです。

こうした食品については、食べる回数を減らしたり、和食中心に変えたりするなど、工夫が必要です。働き盛りのビジネスマンの中には、行きつけの店が決まっていて、毎日同じようなメニューを選ぶ人も少なくないかもしれません。こうした、日々の生活習慣を変えることが、生活習慣病予防につながります。(提供:ヘルスグリッドオンライン)

最終更新:8月13日(土)6時10分

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