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松江城の杉 ベンチに変身 農林中金など市に寄贈

日本農業新聞 8月13日(土)7時0分配信

 農林中央金庫と島根県森林組合連合会、松江森林組合は11日、松江城内で伐採された杉で作ったベンチ15脚を、松江市に寄贈した。材料には、腐朽のため昨年伐採された城内の樹齢240年の杉の一部を使用。農林中金は地域産材の利用拡大支援活動(CSR活動)を通じた農林水産業振興や社会貢献に取り組んでおり、森林組合と共同で寄贈することにした。

 寄贈式に出席した能海広明副市長は「本丸の東側で皆さんを見守ってきた杉はベンチに姿を変え、皆さんを迎え入れる役となった。木の良さを伝える教材として、大切に管理したい」とあいさつし、今後の活用に期待を寄せた。

 農林中金の川崎信一郎岡山支店長は「山はさまざまな恵みをくれる。ベンチを通じて、山の、森林の恵みについて考え、感じるきっかけとなればうれしい」と語った。

 ベンチは城内の他、小泉八雲記念館などにも設置。早速ベンチに座った観光客は「木が新しくてすべすべしてる」と座り心地を楽しんでいた。

 ベンチ製作の際に出た端材を利用してドアプレートを作る木工教室も開かれ、市立内中原小学校の児童約30人が参加。NPO法人もりふれ倶楽部(くらぶ)が講師を務めた。

日本農業新聞

最終更新:8月13日(土)7時0分

日本農業新聞