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EXILE世界とGENERATIONS中務に聞くダンスバトルの魅力、テンポの違いを聞き分ける技能/インタビュー

MusicVoice 8/13(土) 13:24配信

 ストリートダンサーの頂点を目指す“1対1”のダンスバトル大会『STREET KINGS』が14日・金曜日に、東京・品川ステラボールで開催される。いまや学校教育の科目にも入っているヒップホップダンスだが、ストリートダンサーで生計を立てるのはまだまだ難しく、職業認知も低い。それを更に高めようと企画されたのが同大会だ。ジャンルに捉われない“異種格闘技戦”とも呼ばれ、その戦いは、異なるテンポ(BPM)の楽曲を踊りこなす、新しいバトルシステムだ。わずかなテンポの違いを瞬時に体で聞き分け、アクションを起こしていく。ダイナミック且つ繊細さを求められる難易度の高いダンスパフォーマンスとなる。今回はこの大会に参戦表明したEXILEパフォーマーの世界と、GENERATIONS from EXILE TRIBEのパフォーマー中務裕太にダンスの魅力や大会の意気込みについて話を聞いた。

【写真】ダンスバトル大会への意気込みを語った世界と中務

――『STREET KINGS』の見どころは?

世界 アジアだけでなく、アメリカやヨーロッパなど世界中から集まる名立たるダンサーの演技が一度に見られるところが魅力だと思います。日本からの実力者も多くかなりレベルが高い大会になると思います。

――『STREET KINGS』における選曲の基準は?

世界 今回は全曲オリジナルでこのバトルのために作られた音楽です。でも掛ける楽曲は全てその場にいるDJが決めます。バトルの様子だったり、オーディエンスの反応や、会場の雰囲気をみて、DJが選曲しますので、ダンサーはどういった楽曲が掛かるかは知りません。ですので、その場で判断してダンスしていく必要があります。

――14日のダンス大会で使われるオリジナル楽曲についてどう思われますか?

世界 楽曲は自分たちが作っているわけではないので、どのような楽曲になっているかは分かりませんが、大会のために全くゼロから作るというのは、おそらく、今までにない試みだと思います。HIPHOPやロック、ダンスに寄せて作られていますから、それも面白い点だと思います。

――ジャンルレスでのダンスバトルの見どころは?

世界 それぞれダンサーの普段とは違うパフォーマンスを見られるところですかね。本人たちもどういった楽曲が流れるかが分からない。苦手なジャンルでも踊って勝負しないといけない。その辺も見どころだと思います。

――世界と中務裕太は大会への参戦を表明されました。ダンスを通して伝えたいことは?

世界 とにかく楽しんでもらえたらいいですね。自分でも楽しんで、それが観客に伝わればいいですね。

中務 右に同じ(笑)

――前回のイベントで、世界的ダンサーのHIROさんは世界さんのダンスを「メロディの間にある細かな音に対する反応“ミュージカリティ”がとてもはっきりしていてダンサーとして能力が高い」と賞賛していたが、細かな音への反応は特に意識していますか?

世界 特には意識していないですね。自然と身についたものです。ただ、そのバランスだったり、ほかのアビリティ(能力や技量)との掛け合いを意識しています。

中務 ダンス中は何も考えないですね。体が反応する感じです。

――ストリートダンスシーンの歴史を教えてください。

世界 ファンクを元にしたものが起源ですね。それまでは、クラシックバレエとか、社交ダンスとか、ジャズダンスとかあったのですが、80年代後半からHIPHOPが誕生して、音楽の変化とともにダンスシーンも変化した感じです。

中務 それぞれのダンスのジャンルでパイオニアがいて、だんだんと広がっていった感じですかね。

――文部科学省の学習指導にダンスが追加され一般にも浸透してきています。しかし、ストリートダンサーが生計を立てるのは難しいとされています。現状抱えるシーンの課題は?

世界 自分は今、25歳なんですが、今でこそ“キッズ・ダンサー”がいますけど、自分の時は大人に交ざってレッスンを受けていましたし、ストリートでもそうでした。シーンの課題とかは自分たちの世代が言える立場ではないけど、もう少し一般的にも広がって、もっと気軽に親しまれるものになったらいいですね。

中務 例えば、音楽ではロックやEDMの違いは聴いただけでもはっきりと分かりますが、ダンスの場合は、HIPHOPなどのジャンルも全部1つにまとめられてしまう。もっと音楽のようにジャンルごとにしっかりと認知されるようになってほしい、という気持ちはあります。

――それぞれ、EXILE、GENERATIONSでパフォーマーとして活躍されていいますが、音楽におけるダンスの役割とは何でしょうか? また、普段はどのようなことを意識してダンスパフォーマンスをされていますか?

世界 ライブでは“スピーカー”としての役割を意識しています。音楽の表情みたいなものを伝えられるように、ボーカルの歌声や動きを意識しています。

中務 例えばバラードでは激しいダンスはできないように、楽曲とダンスの相性みたいなものを意識しています。

――音楽が人に寄り添うものであれば、ダンスは?

世界 音楽もダンスも同じような役割はあると思います。踊っていると楽しかったりするので、気持ちというより、フィジカルな部分で人に伝わるものかもしれません。

中務 自分は、耳の聞こえない人にも、今、どんな音楽が流れているかが分かるようなダンサーになりたくて。そういう“音”で補えない部分を担えるものもダンスの様な気がします。

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最終更新:8/13(土) 13:33

MusicVoice

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