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唐津市、介護保険料を誤徴収 前年度データで天引き 佐賀

佐賀新聞 8/13(土) 11:30配信

 唐津市は12日、8月の介護保険料について、65歳以上の約3万2500人分で誤った額を年金から天引きするミスをしたと発表した。前年度保険料を基にした仮徴収額のデータを日本年金機構に送ったため。市民の指摘で9日に発覚したが引き落とし指定日の15日までに修正が間に合わなかった。本来の徴収額との差額は大半が100~200円だったが、取りすぎ分を返還する還付額は最高で3万5300円、追徴額は最高で4万5100円に上る。

 会見を開いた市は、ミスに対する組織的なチェック体制の不備を原因に挙げた。香月隆司保健福祉部長は「介護保険制度に対する市民の信頼を損ね、責任を痛感している。再発防止を徹底して信頼回復に努めたい」と陳謝した。

 徴収額は毎年6月に所得などを基に算定している。市によると、高齢者支援課の担当者が変更処理の際、必要な処理の一部を行わないまま、年金機構の窓口となる県国民健康保険団体連合会にデータを送信した。そのため最新の年金控除データが反映されず、実際の金額と差異が生じた。

 対象者は保険料を年金から天引きしている特別徴収者3万3940人のうち、約96%の3万2535人に上る。このうち還付対象者は8238人、追徴者は2万4297人。市は今後、被保険者の口座に還付金を入金する準備を進め、追徴者に対しては一括納付書を送付し、要望があれば分割にも応じる。

 市が最新データを反映させて通知した介護保険料と、年金機構の通知額が違うという市民2人からの指摘があり、問題が判明した。

最終更新:8/13(土) 11:30

佐賀新聞