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【MLB】雨のち涙の引退試合 Aロッド、最後も華々しく

Full-Count 8/13(土) 13:53配信

二塁打、そして最後のサプライズ、会場にこだましたAロッドコール

 歴代4位の通算696本塁打を放っているヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手が12日(日本時間13日)、自身の引退試合となるニューヨークで行われたレイズ戦に臨んだ。

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 試合前には引退セレモニーが行われたが、A・ロッドがグラウンドに姿を現した途端に、ヤンキースタジアムが突然、黒雲に覆われ、雷が鳴り響いた。前代未聞の雷雨の中でのセレモニーとなったが、良くも悪くもスポットライトを浴び続けた22年間の現役生活を象徴するようだった。マリアーノ・リベラがサプライズゲストで登場し、母親ら家族から花束を渡されたA・ロッドだったが、次第に強まる雨脚にさすがに苦笑い。ハル・スタインブレイナー・オーナーもずぶ濡れになる中、記念すべき引退試合が幕を開けた。

 満員に膨れあがった4万6459人の観衆の視線は背番号13に注がれた。地鳴りのような大歓声とスタンディング・オベーションで迎えられた1回1死一塁での第1打席。レイズの右腕アーチャーが投じた96マイル(約154キロ)を強振すると、同点に追いつく右中間への適時二塁打となった。塁上で力強く手を叩いて吠えると、スタジアムに「A・ロッドコール」がこだました。

 第2打席以降は遊ゴロ、空振り三振、遊ゴロに倒れたが、最大の見せ場は6-3とリードした9回に訪れる。A・ロッドが真っ先に三塁の守備位置に向かうと、球場が再び大歓声に包まれた。

三塁ベース付近の土をかき集めてポケットに、「色んなことを思い出した」

「チームが6点を取っていて点差があったから」というジラルディ監督からのサプライズ。打者一人の間だけと短い時間だったが守備に就き、抑えのベタンセスが三振を奪った後には内野のボール回しを軽快にこなした。グラウンドを去る際にはチームメートから出迎えを受けた。三塁での先発出場を監督に打診しながら「ノー」と言われていたベテランは、ベンチに戻るとタオルで涙をぬぐった。

 チームの勝利をベンチで見届けると、チームメートと勝利の握手を交した。その後、再び三塁ベース付近に歩き、高校球児のように土をかきあつめてポケットに入れた。強打の遊撃手として地位を確立しながらも2004年にヤンキース移籍後、三塁へのコンバートを受け入れた。堅守としてならした思い出の場所に再び立つと、様々な記憶が蘇ってきた。

「きょう一番の思い出は、サードを再び守れたことだ。ヤンキースに来てからショートからサードにコンバートされたが、とても難しい挑戦だった。色んなことを思い出した。三塁手としてチャンピオンにもなれたので記念に残しておきたかった」

 ジラルディ監督は「この1週間はとてもタフだった。これが彼にとって最後の試合。ヤンキースで非常に大きな貢献をしてきた。2009年にワールドシリーズを制覇できたのは、彼のお陰だった。だからこそ、生涯忘れることのない形で送り出したかった」。勝利を第一に考える指揮官は揺れていた胸の内を明かすと、涙をこらえきれなかった。

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最終更新:8/13(土) 14:03

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