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模擬裁判選手権で2年ぶり王座 湘南白百合学園

カナロコ by 神奈川新聞 8月13日(土)14時26分配信

 高校生を対象にした日弁連主催の「模擬裁判選手権関東大会」で、私立湘南白百合学園高校(藤沢市)が2年ぶりに優勝した。2007年の初回大会から8連覇を飾った強豪校だが、昨年はまさかの県予選落ち。リベンジを合言葉に今大会に臨み、王座を奪還した。 

 同大会は最高裁や法務省、検察庁など主立った法曹関係の機関が共催する権威あるもの。参加校も年々増加傾向にあり、神奈川では昨年から県予選も開かれるようになった。

 2校が検察側と弁護側に分かれ、架空の事件の刑事裁判で論戦を交わす形式で進められる。生徒たちは起訴状や供述調書を基に主張を組み立て、証人尋問や被告人質問も実施。最終的には論告や弁論も自ら作成し、裁判官が双方の論理構成や主張の明確さなどを採点する。各校とも検察側と弁護側をそれぞれ行い、その合計点を競う。

 同校は1年生の有志10人のチームで参加。昨年はまさかの敗退となった県予選(参加7校)を勝ち抜き、東京地裁の法廷で行われる7月下旬の関東大会(参加8校)に駒を進めた。

 関東大会での裁判の想定は、女が結婚詐欺で起訴されたとの内容。同学園は中高一貫校で、メンバーは半年前の中学3年時から大会出場のため、裁判のイロハをじっくり学んだり弁護士に指導を仰いだりして備えてきたといい、本番でも成果を発揮した。

 メンバーの西脇菜緒さん(16)は「本番に向けてとても多くの人に支えられてきた。そのことを実感でき、優勝以上に大きなものが得られた」。小川玲未さん(15)は「大変だったが心の底から楽しめた。経験を生かして法曹界にも関心を持ち続けたい」と話していた。

最終更新:8月13日(土)14時26分

カナロコ by 神奈川新聞