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今、最も客を呼び込める女優に変化? 変わりつつあるハリウッドのヒロイン像

クランクイン! 8/13(土) 17:50配信

 ハリウッド映画で、女優は主演男優の恋のお相手。映画に花を添えるのが役目で、若く(主演俳優より20歳くらい若くてもいい)、スリムで(スーパーモデル並み)美しいのが絶対条件。そんなこれまでの常識が、少しずつながら、変わりつつある。

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 今、ハリウッドで最も客を呼び込める女優は、メリッサ・マッカーシーとレベル・ウィルソン。いずれもかなり太めの体型で、従来の主演女優のイメージとはほど遠い。

 しかも、マッカーシーは45歳。『女優は40になったらキャリアは終わり』と長い間言われてきたが、主にテレビで活躍してきたマッカーシーは、40歳を過ぎてから映画女優へとステップアップしている。彼女の最新作は、1984年に世界的大ヒットとなったホラーコメディをリブートした『ゴーストバスターズ』。これまでも、『ブライズメイズ/史上最悪のウェディングプラン』『デンジャラス・バディ』などを立て続けにヒットさせてきたが、『ゴーストバスターズ』では、キャリア最高のオープニング成績を打ち立てることになった。

 一方、ウィルソンは、オーストラリア出身の36歳。『ブライズメイズ~』にも出たが、大ブレイクのきっかけを与えたのは、ガールズアカペラ部の奮闘を描いた『ピッチ・パーフェクト』のファット・エイミー役だ。『おデブなエイミーなんていう名前の役をやりたがる女優なんて、いないわよね』と本人も笑っていたが、この役は、主演のアナ・ケンドリックを食ってしまうほど観客の人気を得る。昨年公開された続編では、オープニングシーンからウィルソンの見せ場たっぷりで、ほとんど彼女の映画になっていた。

 現在は、ウィルソン主演で『プライベート・ベンジャミン』のリメイク企画が進んでいる。また、『ペテン師とサギ師/だまされてリビエラ』のリメイクにも主演する予定だ。80年代の『ペテン師とサギ師』は、マイケル・ケインとスティーブ・マーティンが主演していたが、今回は、女性に変えてリメイクするわけで、マッカーシーの『ゴーストバスターズ』につながるアイデアだ。

 海外ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』のような、圧倒的に女性向けのものには、複数の女性が主役という場合もたまにあるが、映画全体で見ると、非常に少ない。そんな中、これら異例のヒロインたちは、新しい方向へと引っ張っていっている。もちろん、彼女らを支えているのは数字、興行成績だ。つまりは、一般観客たちが、変化を起こしているのである。(文:猿渡由紀)

最終更新:8/13(土) 17:50

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