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浦田・中田組接戦制す カヌー女子200K-2

北日本新聞 8/13(土) 0:52配信

 山口県の中山湖特設カヌー競技場で12日行われた全国高校総合体育大会(インターハイ)カヌー・スプリント競技最終日。200メートル女子カヤックペア(K-2)で、浦田樹里・中田舞絢組(水橋)が500メートルに続き頂点に立った。浦田・中田組は前日の準決勝2組を45秒626の1位で終え、決勝に進んだ。この日は序盤に出遅れたものの、100メートル手前から徐々に加速して首位となり、終盤に後続を振り切ってそのままゴールした。

 同日あったスプリント200メートルのカヤックシングル(K-1)決勝では、浦田が45秒978で500メートルに続き2位に入った。

 大会第17日の13日は和歌山市でヨット競技が始まり、男子420級、女子FJ級、同420級に新湊勢が出場する。


■世界見据え飛躍誓う

 スタート直後のミスを修正し、終盤の接戦をコンマの差で制した。カヌー女子200メートルK-2は、浦田・中田組が500メートルに続いて制し、県高校カヌー界初の2冠を達成。「ほっとしたけど、ゴールはここじゃない」。2020年の東京五輪を目指す2人は、勝利の余韻に浸ることなく引き締まった表情で話した。

 持久力が勝敗の大きな鍵になる500メートルに対し、距離の短い200メートルはスタートの技術や“一かきの馬力”がポイントになる。スタミナが持ち味の2人の得意種目は500メートルだが「2冠は意識していた。絶対勝ちたいと思っていた」。

 勝利への強い意欲を持って臨んだものの、スタート直後に思わぬアクシデントが。一斉に飛び出す際、「緊張していた」という中田の手からパドルが離れ、一時浦田だけが漕ぐ状態に。最初の50メートルは追う展開となり、焦りもあったというが「自分たちのレースをすれば大丈夫」と信じてパドルを漕ぎ続けた。

 「ここから上げてこう」。中田の声掛けで徐々に加速し、みるみるうちに首位に立った。ゴール直前は他艇も追い上げを図ったが、2位に0・602秒差をつけて逃げ切り。水野浩監督は「あれだけのミスをレース中に修正し、優勝できるのはさすが」とうなった。

 ただ、2人は「次はもっと大差で勝たないと」と内容に満足していない様子。シングルにも出場し、200メートル、500メートルいずれも2位だった浦田は「世界で戦うためにはパワー、技術とも足りない」と言い、さらなる高みを目指し飛躍を誓った。(社会部・松倉実里)

北日本新聞社

最終更新:8/13(土) 0:52

北日本新聞