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同居は「毎日会う」が約8割。近居は? 住まい方と会う頻度を調査

SUUMOジャーナル 8/13(土) 7:00配信

前回は同居・近居をした理由について見てきました。では、親世帯との距離感や行き来など、実際にはどのような暮らし方をしているのでしょうか。結婚して子どもがおり、実際にどちらかの親と同居、近居をしている600人の男女に聞いてみました。

■親世帯との距離感は? 同居は完全同居、近居は徒歩・自転車で10分以内という結果に

まず、同居している人に同居のタイプについて聞いてみました。結果は、全体の約7割が「完全同居」と答え、「一部共用」は23.0%、「完全分離」はたったの7.3%でした。
また、近居している家の親世帯との距離は、第1位が「徒歩・自転車で10分以内」で全体の約3割、次いで「車・電車で30分以内」が21.7%でした。
(※本調査では、近居の定義を「車・電車で30分以内の範囲に住んでいる」として調査しています)

10分以内はいわゆるスープの冷めない距離。年齢にもよりますが、子どもが一人でおじいちゃん、おばあちゃんの家に行くのにも安心ですし、親の体調が悪くてちょっと様子を見に行くのにもすぐに駆けつけられます。
一方、電車・車で30分以内は10分と比較すると遠いように感じますが、思い立ったらすぐに行けますし、なにより生活圏が異なるので、スーパーや銀行でばったり会って気まずい思いをしたなんてこともなく、プライバシーを保つにはちょうどいい距離感かもしれません。

【画像1】同居タイプは「完全同居」が約7割も。完全分離は7.3%という結果に(SUUMOジャーナル編集部)

【画像2】「徒歩・自転車で10分以内」が約3割。次いで「車・電車で30分以内」が約2割(SUUMOジャーナル編集部)

■同居は約8割が親世帯と毎日会うが、近居は月に数回がボリュームゾーン

では、普段は同居・近居している親世帯とどのくらいの頻度で会っているのでしょうか。
結果は同居、近居で大きく異なる結果となりました。同居では、「毎日会う」が83.7%。完全同居の世帯が約7割だったため、毎日顔を合わせるというのは当然の結果かもしれません。
一方、近居の場合を見ると、「毎日会う」というのはわずか7.7%。こちらのボリュームゾーンは「月に2、3回程度会う」「月に1回程度会う」で、それぞれ17.3%でした。

【画像3】約8割が毎日会っている同居に比べ、近居は月に数回程度が多い(SUUMOジャーナル編集部)

会う用件としては、近居の場合には、「お米や野菜などを持ってきてくれたり、行事などのときに会う(43歳・女性)」「子どもの幼稚園の送迎を頼むとき。おいしいものが手に入ったときのお裾分け(40歳・男性)」「週末に子どもを連れて遊びに行くことが多い(41歳・男性)」「夕飯を食べに行く(38歳・女性)」など、「子ども」「食料・料理」などがキーワードとなることが多そう。
一方、同居の場合は「完全同居で一緒に住んでいるので特に用件はなくても会う(52歳・女性)」「特に何もなくても会っています(42歳・女性)」など、用事はなくても顔を合わせる人がほとんどでした。

同居・近居関係なく、用事がなくても会えるというのが近くに住むメリットのひとつ。日々顔を合わせることで、体調の変化に気付いたり、ちょっとした気遣いができるというものです。また、親世代は孫に会えてパワーをもらえるし、子どもや孫は親世代の手慣れた家事や気遣いに安心をもらえます。

100の家族がいれば、100の住まい方があります。同居・近居についても、することになった経緯や理由もさまざまです。でも、近くでお互いを見守りあえる安心感や、子育てや夫婦間のことなどをすぐに相談でき、話し合えるという安心感。そして、食料のやりとりや子育てサポートなどの暮らしやすさなど、親子3世代、近くに住むことでのメリットは何ものにも代えられません。

最近では近居により助成がある自治体もありますし、親世帯からの住宅資金の協力、そして子育てサポートをしてもらえることで共働きが可能になり、収入が増えるなど、距離的な心地よさだけでないメリットも。
面倒だから、ストレスがたまりそう……などと敬遠せず、前向きに同居・近居について考えてみると、今までにはない新しい生活スタイルや、暮らし方の広がりが見つかるかもしれませんね。

●調査概要
[同居・近居に関する調査]より
・調査期間:2016年7月15日~7月19日
・調査方法:インターネット調査(ネオマーケティング)
・対象:親世帯と同居または近居(電車・車で30分以内の距離に居住)している全国の20歳以上60歳以下の男女(既婚、子どもあり)
・有効回答数:600名(男性271名、女性329名)

荒川文乃

最終更新:8/13(土) 7:00

SUUMOジャーナル