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母国の五輪敗退に“マラドーナ節”が炸裂「俺の助けを受け入れなかったから」

SOCCER KING 8/13(土) 13:24配信

 リオデジャネイロ・オリンピックの男子サッカー競技は、13日(日本時間14日)に準々決勝が行われる。結局、南米勢ではグループステージで敗退した唯一の国となったアルゼンチン。協会のバックアップがほとんどない状態で参加した哀れなチームとフリオ・オラルティコエチェア監督には国民の大半が同情の念を抱いているが、この結果に黙っていられない人がいた。誰あろう、ディエゴ・マラドーナ氏だ。

 現役時代はオラルティコエチェアとアルゼンチン代表でプレーし、1986年のワールドカップ優勝の感動を一緒に味わっているマラドーナ氏だが、ラジオ局「La Red」のインタビューに応じた際、五輪代表を決勝トーナメントに進出させることができなかった元同僚のオラルティコエチェア監督に対して「俺の助けを受け入れなかったからこんなことになった」と厳しい口調で語った。

 マラドーナ氏は7月初旬、ヘラルド・マルティーノ前代表監督が辞任した直後、「無償でいいから五輪の監督は自分にやらせてほしい」と公言。だがその後オラルティコエチェア監督が指揮することが決まると、彼に直接電話をかけて「スタッフとして自分を連れて行ってくれないか」と相談したという。

 マラドーナ氏によると、オラルティコエチェア監督はその申し出に「感謝の気持ちを伝えた」ものの、「自分にはすでにスタッフがいるので五輪には彼らが行く。これについてはAFA(アルゼンチンサッカー協会)ではなく、自分が決めることになっている」と返答。その返事を気に入らなかったマラドーナ氏が「なんだよお前、威張ってるのか」と喧嘩腰に答え、自分が必要とされなかったことに腹を立てたという。

 12日にアルゼンチンに帰国したオラルティコエチェア監督は、前述のマラドーナ氏の発言について「私だったら敗北したばかりの監督については絶対に触れない」とコメント。「様々な困難があったことは皆さんも承知のとおりだが、それでも尚我々は夢を抱いて五輪に挑んだ。とてもいいグループだった。(敗退が決まったあと)控え室では全員が泣いたよ」と語り、トラブルにもめげず堂々とチャレンジしたチームを褒め称えながら、敗退に一番ショックを受けていたのは当事者たちであることを強調した。

 マラドーナ氏とオラルティコエチェア監督のやり取りについて、SNS上では圧倒的にオラルティコエチェア監督を支持する声が多く、スポーツ紙OLEのサイトで行なわれた「五輪のグループステージで敗退した原因は誰にあるか」というアンケートでも、「AFA」が最も多い76パーセント、次に「選手たち」が15パーセントとなり、一番少なかったのが「オラルティコエチェア監督」の9パーセントという結果が出ている。

文=藤坂ガルシア千鶴

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最終更新:8/13(土) 13:24

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