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ドル・円は102円前半、原油高・株高でリスク選好-米小売売上高に注目

Bloomberg 8月12日(金)10時52分配信

12日の東京外国為替市場ではドル・円相場が小高い。原油高や株高を背景にリスク選好に伴う円売り圧力がやや優勢で、米小売売上高の発表を前にドル・円は1ドル=102円台前半中心に推移した。

午後3時55分現在のドル・円は102円03銭前後。原油高や米国株高、米長期金利の上昇を背景にドル買い・円売りが進んだ海外市場の流れを引き継ぎ、午前に一時102円21銭と3営業日ぶりの水準まで値を切り上げた。その後は米金利の低下もあり、伸び悩み、午後にかけては102円台前半で一進一退の展開となった。

ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査によると、12日発表の7月の米小売売上高は前月比0.4%増加が予想されている。6月は同0.6%増だった。

バンク・オブ・アメリカ(BofA)メリルリンチの山田修輔チーフFXストラテジストは、米国は雇用が堅調な中で国内総生産(GDP)があまり伸びていないので、そういう意味では雇用以外のところを注目すべきだと指摘。ただ、米小売売上高でドル・円が多少動くことはあっても「トレンド化するのは難しそう」で、「ジャクソンホール待ちであったり、9月には日銀会合、FOMC(米連邦公開市場委員会)などイベントが集中しているので、それまで方向感が出ない可能性がある」と語った。

11日のニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が急反発。サウジアラビアのエネルギー相が9月の石油輸出国機構(OPEC)非公式会議で市場安定化への措置が議論される可能性を指摘したことを受けて、3週間ぶり高値で引けた。アジア時間12日の時間外取引でも上昇している。

また、前日の欧米株に続き、12日の東京株式相場は上昇。日経平均株価は一時200円余り上げる場面が見られた。

上田ハーロー外貨保証金事業部の小野直人氏は、リスクオンに傾いた海外市場の流れを受けて、日本市場も株高が先行し、「円もいくらか売られる局面」があるかもしれないと予想。もっとも、リスクオンの流れを形成した原油高については、「原油増産停止の話題はこれまでも何度となく市場に出ては消滅している経緯を踏まえると、今ひとつ確信は持てない」とし、中国指標がリスク選好ムードに冷や水を浴びせるケースも想定しておいた方がいいと指摘していた。

中国がこの日発表した7月の工業生産、小売売上高、1-7月の都市部固定資産投資は軒並み前月から減速し、いずれもエコノミスト予想に届かなかった。

オーストラリア・ドルは中国指標発表前に売りが先行し、対ドルで一時1豪ドル=0.7671ドルまで下落。同時刻現在は0.7686ドル前後となっている。

Hiroko Komiya

最終更新:8月12日(金)16時1分

Bloomberg

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