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怒ったCFO、マッコーリーのアナリストに退室要求-百富の説明会

Bloomberg 8月12日(金)13時24分配信

香港で行われていた決算説明会が突然、白熱した。話をしていた最高財務責任者(CFO)が、マッコーリー・グループのアナリストが退室するまで説明を中断すると言い出した。

ブルームバーグ・ニュースが入手したビデオ映像によると、店舗販売時点情報管理(POS)システム構築を手掛ける百富環球科技(パックス・グローバル・テクノロジー)の李書沸(クリス・リー)CFOは10日の説明会で、席に着いていたマッコーリーの林子謙(ティモシー・ラム)アナリストのそばに立ち、退室を命じた。

林氏は投資判断「アンダーウエート」で百富環球株のカバレッジを4月に開始した。ブルームバーグが継続調査するアナリスト17人の中で、弱気の投資判断を当時示したのは林氏だけだった。李CFOは説明会の翌日に電子メールで、自身の行為を後悔しているとコメント。今回の件は自社経営陣の立場を反映していない「1回限り」のことであり、自身は「多様な見方」を歓迎していると釈明した。

李CFOは10日の電話取材に対し、退室を求めたのは投資判断が理由ではなく、林氏が書いたリポートの一部に会社として異議を唱えているためだとし、林氏は説明会に招待されていなかったと述べた。マッコーリーの広報担当者はコメントを控えた。

林氏は企業に対する見方にかかわらず、全てのアナリストが説明会に出席できるようにすべきだとリポートで指摘。同リポートで林氏は投資判断をアンダーウエートのままとし、目標株価を10香港セント引き上げた。

説明会に出席していたMCMパートナーズのアナリスト、ライアン・ロバーツ氏(香港在勤)は「最も重要な部門の一つであることにほぼ間違いない財務部門を、こうした気性の人物が率いているのであれば、恐らくその部門の運営に疑問の声が上がる」と述べた。

原題:Macquarie Analyst Thrown Out by Angry CFO at PAX Briefing (3)(抜粋)

Kana Nishizawa

最終更新:8月12日(金)13時24分

Bloomberg