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欧州債(12日):スペイン債、週ベースで4週続伸-緩和拡大が後押し

Bloomberg 8月13日(土)2時13分配信

12日の欧州債市場ではスペイン国債が週間ベースで4週続伸した。11日には10年物利回りは過去最低を更新した。先進国の中央銀行が量的緩和(QE)を継続したことが背景にある。

イタリア10年債利回りはこの日、約1年ぶりの低水準に低下。英国が国民投票で欧州連合(EU)離脱を選択したことを一因とした世界的な緩和拡大が再び注目されたためだ。こうした流れから、欧州中央銀行(ECB)が7カ月後に終了する1兆7000億ユーロ相当の債券購入プログラムを延長する可能性があるとの見方が強まった。

イングランド銀行(英中央銀行)は今週、EU離脱への対応として量的緩和プログラムを実施。この波及効果でユーロ参加国の国債利回りも低下した。

INGグループ(アムステルダム)のシニア金利ストラテジスト、マルティン・ファンフリート氏は「英国民投票結果を受けて、ECBがQEプログラムを来年3月以降も継続するとの見方を市場は受け入れた」と指摘。「これが明らかに周辺国債を支えるだろう。QEプログラムが延長されたら、セーフティーネットも長期化する。英中銀がQE策を講じたことも、周辺国債への間接的な支援材料となった」と語った。

ロンドン時間午後5時現在、スペイン10年債利回りは前日比ほぼ変わらず。週間ベースでは9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げた。11日には0.913%まで下げ、過去最低を記録した。同国債(表面利率1.95%、2026年4月償還)価格は109.44。

イタリア10年債利回りは前週末比10bp低下の1.04%で、4週連続の下げとなった。ドイツ10年債利回りは前日比2bp低下のマイナス0.11%。週間では4bp下げた。

原題:Stimulus Pushes Europe’s Peripheral Bonds to Fourth Weekly Gain(抜粋)

Anooja Debnath

最終更新:8月13日(土)2時13分

Bloomberg