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米国債(12日):反発、経済指標が予想を下回り-利上げ観測後退

Bloomberg 8月13日(土)5時18分配信

12日の米国債相場は反発。10年債利回りは2週間ぶりの大幅な低下となった。7月の米小売売上高と生産者物価指数(PPI)が予想を下回ったため、年内の利上げ観測が後退し、買いが膨らんだ。

金融政策に最も敏感な2年債利回りも低下した。7月の小売売上高は前月からほぼ変わらず。7月のPPIは市場の予想外に低下し、昨年9月以来の大幅なマイナスとなった。

国連フェデラル・クレジット・ユニオン(UNFCU)の最高投資責任者、クリストファー・サリバン氏は「両統計とも予想よりかなり悪かった。米国債は全年限で堅調になっている。米国債が示す価値に対してなお需要はある」と述べた。

5日に発表された7月の雇用統計が予想を上回り、利回りが上昇して以降、米国債に対する需要は回復している。今週実施された3回の中長期債入札はいずれも旺盛な需要を集めた。10日の10年債入札(発行額230億ドル)では落札利回りが4年ぶりの低水準となり、9日の3年債入札では需要が年初来で最高だった。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーのデータによれば、ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは前日比5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.51%。一時は1.48%まで低下した。同年債(表面利率1.625%、2026年8月償還)価格は99 7/8。

2年債利回りは4bp低下の0.71%。

ブルームバーグがまとめた金利先物市場の動向によれば、9月の利上げ確率はわずか16%。11日は22%、1週間前は26%だった。年内に関しては利上げよりも金利維持の確率の方が高い。

米金融当局は今年の利上げ見通しを2回下方修正した後、年内1回の利上げを見込んでいる。サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁は11日、年内の利上げは正当化されるとの見解を示した。

原題:Treasuries Surge as Tepid U.S. Data Push Traders to Reprice Fed(抜粋)

第6段落以降を追加し、更新します.

Andrea Wong

最終更新:8月13日(土)6時28分

Bloomberg