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米国株(12日):小幅安、経済指標が低調で最高値から下げる

Bloomberg 8月13日(土)5時47分配信

12日の米国株式相場は小幅下落。経済指標は低調で、株式を買い進む手掛かりが乏しかった。

銀行株が下落。米国債利回りの低下を受けて、業績改善への楽観が弱まった。米金融当局が利上げを急いでいないとの観測が背景にある。医薬品株はヘルスケア株指数の重しになったほか、素材株は5週間ぶりの大幅安。一方、原油の続伸に伴いエネルギー株は値上がり。小売りのノードストロムは8%急伸した。四半期利益が予想を上回った。

S&P500種株価指数は前日比0.1%安の2184.05。ダウ工業株30種平均は37.05ドル(0.2%)下落の18576.47ドル。S&P500種とダウ平均は前日、最高値を更新していた。ナスダック総合指数はこの日0.1%高で、2日連続の最高値更新となった。

ハートフォード・ファンズ・インベストメント・コンサルティング・グループの責任者、トム・シオメーズ氏は「市場は夏を通してずっと現状に甘んじてきた」と指摘。「ここまでは良いニュースが圧倒的多数を占めていたというより、本当に悪いニュースがあまりなかったにすぎない。きょうの指標は全般的に予想を下回ったが、あまり反応は見られない。市場は眠っているようだ」と述べた。

7月の米小売売上高は前月からほぼ変わらず。自動車・同部品の売上高が伸びたものの、それ以外の項目は総じて低調だった。自動車を除く小売売上高は1月以降で最も落ち込んだ。7月の米生産者物価指数は市場の予想外に低下し、昨年9月以来の大幅なマイナスとなった。

決算シーズンが終わりに近づき、米経済成長の力強さや米金融当局の次の政策ステップを見極めるため、投資家の焦点は経済指標に移っている。7月の小売売上高や生産者物価指数に加え、12日発表された8月の米消費者マインド指数は前月から上昇したものの、市場予想を下回る伸びにとどまった。

S&P500種の業種別10指数ではエネルギーが0.7%高。原油相場は週間ベースでは4月以降で最大の値上がりとなった。生活必需品は0.3%上昇。一方、素材は1.2%安、資本財・サービスや金融も値下がりした。

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最終更新:8月13日(土)6時38分

Bloomberg