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中国の「ハイリスク」信用商品290兆円、流動性脅かす恐れも-IMF

Bloomberg 8月13日(土)13時23分配信

国際通貨基金(IMF)は12日公表したスタッフ報告で、中国のシャドーバンキング(影の銀行)関連の19兆元(約290兆円)に上る信用商品について、企業向け融資と比べハイリスクで、デフォルト(債務不履行)に陥れば流動性ショックにつながる可能性があるとの見方を示した。

スタッフのジョン・カパルソ、カイ・ヤン両氏はこの報告で、こうした投資商品は信託・証券会社等により仕組みが決められ、株式もしくはローンなどの債務を基にしていると説明。ローンは段階的な損出しが可能だが、シャドーバンキング商品がデフォルトすればリスク回避のきっかけになり得、こうした動きは対応が難しいと分析した。

報告によると、「ハイリスク」商品は利回り11-14%を提供、これに対しローンの金利は6%で債券は3-4%。こうした商品は「非標準的なクレジット資産」に基づいているため、最低レベルのクオリティーになっているという。

IMFが公表した別の文書では「非標準的なクレジット資産」への銀行のエクスポージャーが大きな懸念だとの中国の銀行監督当局の認識が引用され、すでに一般的な融資より厚めの引き当てを義務付ける動きがなされているとしている。

原題:High-Risk ‘Shadow’ Credit in China Put at $2.9 Trillion by IMF(抜粋)

Paul Panckhurst

最終更新:8月13日(土)13時23分

Bloomberg