ここから本文です

渡嘉敷の無人島でサバイバル 全国の小中学生24人挑戦

琉球新報 8月14日(日)5時0分配信

 【渡嘉敷】渡嘉敷村の国立沖縄青少年交流の家(三田井裕所長)が1973年の開所以来、全国の青少年を募集し主催・実施する夏休みの企画事業「無人島アドベンチャーキャンプ」が7月25~31日、同村で開催された。全国の小中学生男女24人(小学生12人、中学生12人)が無人島生活にチャレンジした。

 渡嘉敷島の北端から約200メートル離れた儀志布島(ギシップ)での生活は26日から4泊5日で行われた。本年度は「仲間とチャレンジ!未来の扉を開く7Day's」をキャッチフレーズに、全国の小学5年~中学3年の児童生徒を対象に募集し、306人の応募の中から北は北海道から南は西表島まで24人を選考決定したという。

 電気、ガス、水道、携帯電話など文明の利器から離れ、酷暑の無人島の大自然の厳しさ、美しさを体感し、生きる力を身に付けるサバイバル体験。

 スタッフは交流の家の職員や講師らが務めた。初日は交流の家キャンプ場で無人島生活に耐えるための準備を行い、翌日早朝に、必要最小限の水、食料、キャンプ機材などを持ち全員で大型サバニをこいで約5キロ先の儀志布島へ上陸した。

 トイレ造りから石窯造り、海産物など食料の調達、まき集め、火をおこしての自炊生活などを実施。寝床は各自ビニールシート1枚で野宿した。

 地元の漁師、新里武光さん(79)の指導で、子どもたちは伝統の「追い込み漁」を体験し、イラブチャーなど約20キロを捕獲して歓声を上げた。

 大宜見茉奈加さん(13)=沖縄市=は「野宿や風呂に入れないのがつらかったけど、不便な生活を乗り越え、来る前より一回り、二回りも成長したと思う」と満足げ。並木優君(10)=神奈川県=は「サバニをこいで島に渡る時は死ぬかと思った。雨やヤドカリで眠れない時もあったけど、耐え抜く力が身に付き自信につながった」と、真っ黒に日焼けした顔で話した。
(米田英明通信員)

琉球新報社

最終更新:8月14日(日)10時6分

琉球新報