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【競泳】萩野 注目は「大学卒業後の進路」と「増し増しラーメン」

東スポWeb 8月14日(日)6時10分配信

【ブラジル・リオデジャネイロ発】リオ五輪競泳男子の萩野公介(21=東洋大)が11日(日本時間12日)、200メートル個人メドレーで1分56秒61の銀メダルに輝き、400メートル個人メドレー(金)、800メートルリレー(銅)と合わせて今大会3個目のメダルを獲得した。日本選手が1大会で3種類のメダルを手にしたのは1984年ロサンゼルス大会体操男子の具志堅幸司、森末慎二以来の快挙だ。国民的ヒーローになった“和製水の怪物”。今後の注目は大学卒業後の進路、さらには「ラーメン」となりそうだ。

 萩野は12日、リオのジャパンハウスでメダリスト会見を行い「全力を出し切ったし、まだまだ実力不足だと思った。4年後はもっと強くなろうと思った大会でした」と語り、その上でそれぞれのメダルには異なる価値があることを強調した。

「400メートルの金メダルは自分の目標だったので取れてよかった。銀メダルの時は『マイケル・フェルプス選手はさすが』と思わされたし、銅メダルは4人で取ったものなので、うれしかった。それぞれのメダルに良い思いが詰まっている」

 昨年6月に右ヒジを骨折、帰国後に手術の可能性はあるが、今回の結果で注目されるのが今後の進路だ。関係者によれば、大学4年生の萩野のもとには複数のトップ企業から就職の打診があるという。恩師の平井伯昌監督(53)から「五輪が終わってからゆっくり決めればいい」とのアドバイスもあり、決断を先送りにした。

 ただ、選択肢は他にもある。萩野はロンドン五輪後、ライアン・ロクテ(32=米国)のコーチから声をかけられ、留学を迷った時期があった。東洋大に入学したものの、当初は「4年後にもう1回『おいでよ』と言われ続ける選手でいるためには、平井先生のところしかない」と話していた。東京五輪が控えているため、国内残留ムードは強いものの、思わぬオファーが舞い込んでくることも否定できない。大学院進学やプロ転向といった道もある。五輪2大会連続2冠の北島氏は五輪での活躍後、プロスイマーを選んだ。萩野は何事にも生真面目な性格だけに「企業に勤めながらも練習はできる」という声もあるが、プロ転向には勤務時間に縛られず練習に専念できるメリットがある。いずれにしても、4年後には不動の主役になれる存在だけにさらなる契約金の高騰、争奪戦に発展することは必至だ。

 私生活でもライバルの追随を許さない(?)日々を送っている。まず食事面では、水泳界随一のラーメン通としても知られる。遠征中は「中毒症状が出る」とこぼし、ラーメンをイメージさせるあらゆる麺類と妙な“格闘”を繰り広げるほど。足しげく通うのが東京・板橋区の人気店「ラーメン慶次郎本店」。東洋大のプールに近く、5月の日本出発前も訪れて、つけめんを平らげた。

 ボリュームはすさまじいのひと言。お気に入りの豚増しらーめん(900円)は萩野の場合、トッピングが自動的に全種類「増し増し」となり、野菜だけで600グラムになる。脂やにんにくの上に特製のわさびマヨネーズがこれでもかとかかり、高さは30センチとスーパーヘビー級だ。一般人が食べ切るにはタフな胃袋が必要だが、萩野はペロリといく。店長の伊藤雅之さん(32)は「とにかくいつも量を食べる。帰国したら、いい食材を仕入れてサービスしてあげたい」と“金メダルラーメン”でお祝いすることを約束した。

 実際、萩野はこの日の会見で「今、食べたいもの」を問われると「ラーメンです!(海外遠征で)5月末から食べていないので、そろそろ精神的におかしくなる」と深刻そうに答え、会場の笑いを誘った。

 一方、寮生活では昨年からノーパン睡眠法を取り入れている。「最近マジでずっとパンツはいてないですよ。ちょうどいいんです。普段はちゃんとはいているから大丈夫ですよ~」とは本人談。母の貴子さん(53)も顔を赤らめながら「実家の父が『おー、俺に似ている』って言うんですよ」と証言する。独特の調整は“隔世遺伝”なのかもしれない。

 リフレッシュ法はカラオケで幅広い年代の歌を熱唱すること。9歳からの付き合いがある親友の小堀勇気(22=ミズノ)は「なんでもオールジャンルいける。アイツ、結構GLAYとかも歌う。あと古い曲が好き。ボクが知らない曲も知っている」。なお、AKB48好きとして知られる萩野だが、大島優子(27)の卒業などAKBの世代交代に伴って“卒業”。CDやグッズなどは断捨離済みだという。

最終更新:8月14日(日)6時21分

東スポWeb

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