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慰安婦被害者が胸中語る 悔しいが「日本との合意良かった」

聯合ニュース 8/14(日) 13:52配信

【ソウル聯合ニュース】今年も8月15日の光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)がやってくる。日本による苦難の一つが、旧日本軍による慰安婦問題だ。戦時中に旧日本軍の慰安婦にされたソウル在住の女性(88)は聯合ニュースの取材に「戦争に勝とうと、日本は15~17歳の少女を連れ去り、むごいことをした。そのことを思うと悔しくて身震いする」と語った。

 女性は元慰安婦であることを隠して生きてきた。1993年に政府の被害者登録を済ませたが、公の場に出て証言することなどはなかった。

 今回、韓日両政府による昨年末の慰安婦問題に関する合意を受けて、初めて韓国メディアのインタビューを受けた。

 女性は咸鏡南道(現北朝鮮)で暮らしていた16歳の時、買い物に出かけた街で日本の警察に脅され中国に連れて行かれたことや、解放(日本の敗戦)まで約1年にわたり日本兵の相手をさせられたことなどを、声を震わせながら語った。

 また、独立運動をしていた祖父は日本による拷問の末に亡くなり、兄を含む親族たちも日本の暴力や徴兵で命を失ったという。その後、朝鮮戦争の混乱の中、韓国に渡った。結婚して子ども2人を持ったが、93年の慰安婦被害者登録が夫に知れ離婚された。子どもたちは米国に移住し、今は独り暮らしをしている。

 女性は多くの親族を奪われた上、慰安婦にされた日本を「どうして許すことができるのか。人生をむちゃくちゃにされた」と憤る。

 ただ、昨年末の韓日合意については一定の評価をしている。慰安婦を売春婦扱するような発言をしたこともあった安倍首相が合意の中で謝罪と反省を表明したほか、日本政府が慰安婦被害者を支援するために10億円を拠出するからだ。「合意は良かったと思う」と話す。

 韓日両政府の外相は12日、ソウルの日本大使館前の少女像撤去を前提とせず、日本が早期に10億円を拠出することで合意した。

 韓国には慰安婦被害者支援団体「韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)」や野党などを中心に合意に反対する声も根強いが、71回目の光復節を前に、韓日合意の懸案が一つクリアされた。

最終更新:8/14(日) 13:55

聯合ニュース

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