ここから本文です

【ライヴレポート】ASH DA HERO、<VAMPS LIVE 2016 BEAST PARTY>で「この暑さ、クソ喰らえ(笑)」

BARKS 8月15日(月)5時2分配信

ASH DA HEROが<VAMPS LIVE 2016 BEAST PARTY>の休憩エリア内イベントブースに出演、炎天下のアコースティックライヴを開催した。同イベントは8月13日および14日の2日間、大阪・舞洲 野外特設ステージにて開催されたものだ。

◆ASH DA HERO 画像

ASH DA HEROの出演は両日共に陽射しと照り返しが最も強いであろう14時30分から。ステージにはピアノと2本のアコースティックギターがセットされている。どうやらピアノとアコースティックギターをASHが、もう1本のアコースティックギターをサポートギタリストが弾く2人編成のライヴとなるようだ。

その初日、公開リハーサルではNIRVANAの「Smells Like Teen Spirit」ほかカバー曲が奏でられ、本編開始前からさらりとオーディエンスを盛り上げる辺りは堂々としたもの。すでに集まっていたオーディエンスが、2人の演奏に身を任せている(ちなみに2日目のリハではOasisやGeorge Michael等のナンバーも)。そのままの流れでライヴに突入するなど、なんとも柔らかな雰囲気をともなってステージがスタートした。

オープニングナンバーの「You Gotta Power」は最新アルバム『THIS IS LIFE』収録曲。力強いヴォーカルが高揚感に溢れ、シンガロングパートを配したアレンジがステージとオーディエンスとの距離をどんどん縮めていく。ASH DA HEROは現在開催中の東名阪ツアー<ASH DA HERO ONE MAN TOUR 2016 「THIS IS LIFE」>の合間に各地イベントやフェスへ出演しており、この夏も精力的だ。わずか1曲でVAMPSファンが多数を占めるであろうオーディエンスの心を掴んだところに、イベント出演の成果が表れるシーンとなった。

「すごく晴れましたね。さすがHYDEさんは晴れ男だね。え、太陽の神様だって? それにライヴエリアは“太陽の広場”って言うらしいですからね。それにしてもすっげえ暑いな。今日の大阪は気温何度ですか? 36度!? この暑さ、クソ喰らえみたいだな(笑)。デビューしたときの曲を今から歌うので、知ってる人は知らない人のためにデカイ声で歌ってください。知らない人も、今日のクソ暑い天気に向かって、中指突き立てて“クソ喰らえ”って叫べば、それだけでこの会場がひとつになるので協力してください」──ASH DA HERO

そして演奏されたロックナンバー「反抗声明」が会場の一体感を高め、「活動当初から夏には必ず演奏している」という音源未発表曲「Somebody to Love」のレゲエビートに乗せた旋律が清涼感を運んで心地よい。

音源ではバンドサウンドやストリングスが施されたナンバーが、アコースティックアレンジされることで浮き彫りとなったのはキャッチーなグッドメロディであり、シンプルなアレンジが許される旋律そのものの力強さや美しさだった。ASHによるピアノの弾き語りを序章に披露された「Everything」はその極み。彼本来のナチュラルオーバードライブが掛かったヴォーカルがどこまでもパワフルに美しく響き渡り、青空に向かって放たれていく様が感動的ですらある。

「ここからは、ライヴとかでは普段あまりやらないんですけど、カバー曲をやりたいと思います。特に邦楽のカバーを人前でやるのは初めてかもしれないですね。僕が夏になると聴きたくなる曲。知ってる人は一緒に歌ってください」

というMCに続けて、WANDS&中山美穂のヒット曲「世界中の誰よりきっと」、続けて映画『アルマゲドン』主題歌として知られるAEROSMITHの「I DON'T WANT TO MISS A THING」のカバーが届けられた。90年代J-POPのヒット曲から世界的ロックバンドの代表曲まで、豊かなバイブレーションと剥き出しの本能をまといながら楽曲を自分のものにしていくヴォーカリストとしての度量の深さに、ASHの可能性を実感したオーディエンスも少なくないのではないか。会場の至るところでASH DA HEROのタオルが高々と掲げられる光景が、それを物語っていたようでもあった。

「暑苦しい歌ばっかり聴いてもらったので(笑)、最後はみんなでハッピーにエンジョイして、ひとつになれるような曲をやりたいと思います。イケますね!?ブラサカベイベー!」と、ライヴ定番曲「HELLO NO FUTURE」をラストナンバーにして、ハンドマイク片手に会場を煽り、約1時間にわたる灼熱のステージが終了した。

なお、ある種の緊張感をテンションの高さに変換していた初日に対して、2日目は終始伸び伸びムードに貫かれていたのも印象的。「明日は別のカバー曲をやります」と語っていた初日の言葉通り、2日目のカバー曲には井上陽水&玉置浩二の「夏の終わりのハーモニー」と、Eaglesの「Desperado」が選曲されていた。さらには、自身の「Everything」が続けて演奏されるなど、深くエモーショナルなヴォーカルを響かせるバラード3曲の熱量の高さに、涙ぐむファンの姿も見受けられたほどだ。

攻撃的なロックナンバーや聴かせるバラードチューン、さらには“夏”がテーマの邦楽カバーや誰もが知る洋楽カバーなど、実にバランスよくアコースティックで表現されたASH DA HEROの現在。このステージをひとつの起点に、彼はまだまだ大きなフィールドへ羽ばたくはずだ。

■<ASH DA HERO ONE MAN TOUR 2016 「THIS IS LIFE」>
7月27日(水)東京 : TSUTAYA O-West
(問)ディスクガレージ 050-5533-0888(平日12:00~19:00)
8月19日(金)大阪 : 大阪 MUSE
(問)サウンドクリエーター 06-6357-4400(平日12:00~19:00)
8月26日(金)名古屋 : Electric Lady Land
(問)サンデーフォークプロモーション 052-320-9100(10:00~18:00)
※全日程 開場18:00 / 開演19:00 / オールスタンディング ¥3,500(税込・ドリンク代別)

■Album『THIS IS LIFE』
2016年6月15日(水)発売
CRCP-40464 ¥2,315+税
01. Overture
02. You Gotta Power
03. Anchor
04. Everything
05. いつかの街で
06. 上京難民
07. Never ending dream
08. 生命のリレー
09. One Hundred Years Later
10. HELLO NO FUTURE

最終更新:8月15日(月)5時2分

BARKS