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「米」主役 意外性で集客狙う 居酒屋が人気

日本農業新聞 8/14(日) 7:00配信

 料理から酒類、内装にまで米にこだわった居酒屋「こめの家」(東京都品川区)が人気を集めている。主食の印象が強く居酒屋メニューでは目立たなかった米をあえて“主役”にする意外性で、集客増を狙った。流行に敏感な女性から好評で、店は「上々の滑り出しだ」と手応えをつかむ。

 国内外に75の飲食店を展開する「Globridge(グロブリッジ)」(東京都港区)が運営する。焼き鳥がメインだった大衆居酒屋を7月末に業態を変えた。周囲はテレビや雑誌などで取り上げられる人気店が多いため、「他にはない目新しさで話題作りを狙った」(広報)と話す。

 飼料米で育てた鶏の肉を使う「手羽先の米粉揚げ」や、「特製お米のアイス」などを提供。酒ではワインのような口当たりの純米酒もそろえた。しめのメニューでは「魚沼産コシヒカリ」など3種類の特A米から選べる「土鍋ご飯」が人気で、「3種類を食べ比べて楽しむ客もいる」(窪田萌子店長)という。

 米へのこだわりを見た目でも強調するため、内装には米俵や稲穂をあしらった。狙いが当たり、前身の店では2割ほどだった女性客が6割に増えた。客単価は以前の3000円台が「4000~5000円にまで伸びた」(古河誠斗ブランドマネージャー)と明かす。

 特徴をさらに押し出すため、今後、一つの産地で収穫年度が異なる米を原料にした日本酒の飲み比べサービスなどを検討している。

日本農業新聞

最終更新:8/14(日) 7:00

日本農業新聞