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新海誠が夏アニメで金字塔!『君の名は。』で細田守ひとり勝ちに“待った”かけるか

dmenu映画 8月14日(日)7時0分配信

監督・脚本・美術・撮影など全作業をほぼ1人で行って制作された短編アニメ『ほしのこえ』で「文化庁メディア芸術祭 特別賞」など数々の賞をかっさらい、日本アニメ界にその名を知らしめた新海誠監督。

これまでアニメファン以外にその力量はなかなか伝わっていませんでしたが、私は、1人の新海監督ファンとして、ついに彼の名前が天下に轟く日が来たと震えています。8月26日より全国東宝系にて公開される最新作『君の名は。』、間違いなく新海監督のキャリアは今後、この作品以前/以後で語られることとなるでしょう!

神木隆之介&上白石萌音、声で魅せる演技がすごい!

1000年ぶりとなる彗星の来訪を1か月後に控えた日本。山深くの田舎町に暮らす女子高生・三葉と、東京で暮らす男子高校生・瀧は、自分たちの中身が時々入れ替わっていることに気づく。2人は、入れ替わった日はお互いメモを残すように取り決め、徐々に打ち解けていく。しかしある日、突然入れ替わりは終わった。そして瀧は居場所も知らない三葉を探しに出かけ、驚愕の真実を知る――。

風景描写の美しさに定評がある新海監督ですが、本作でもその手腕が光っています。三葉の暮らす田舎町の、自然やお祭り、“口噛み酒”の儀式など地方の風習が魅力的に描かれているのはもちろん、監督の手にかかれば、見慣れた新宿の風景だって美しいものへと変わります。澄んだ青空に向かって高層ビルがすっと伸びている様子は、なんだかとても爽やかで、三葉ならずとも「素敵!」とため息をついてしまうことでしょう。

もちろんキャスト陣の熱演もポイント。瀧役を神木隆之介、三葉役を上白石萌音が担当していますが、どちらも声の演技に違和感がまったくありません。「三葉と入れ替わった瀧」「瀧と入れ替わった三葉」なんて演技もなんなくこなしています。また瀧が憧れる奥寺先輩役の長澤まさみも「こんな声、出せたんだ!」と驚かせてくれますし、三葉の祖母役の市原悦子の語る昔話も耳に心地よく、あと三葉の妹の四葉役、子役の谷花音ちゃんは、この演技でまだ12歳って本当ですか!?  とにかく本職声優以外の声の演技にありがちな、「せっかく良いシーンなのに棒読み……」なんてことへの心配はしなくて大丈夫ですよ!

生きること、恋をすること、好きな人と触れ合うこと。この映画は、東日本大震災以降、“突然日常を襲う何か”への不安が常に漂うような時代の空気の中で生まれた、祈りのような作品なのかもしれません。

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最終更新:8月14日(日)7時0分

dmenu映画