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患者情報など データ計1万5305件盗難 伊勢崎市民病院

上毛新聞 8月14日(日)6時0分配信

 群馬県の伊勢崎市民病院は13日、患者147人の氏名や年齢、病名などが記載された用紙と、1万5158件の手術情報が入ったハードディスク(HDD)が盗難に遭ったと発表した。手術データの分析を委託している業者の女性社員(27)が、用紙とHDDが入ったかばんを、埼玉県上尾市内の社宅駐車場に止めた車に置いたままにしていた。12日に盗難に気付き、同県警上尾署に被害届を出した。情報の不正利用などは確認されていない。

 同病院によると、用紙には今月8~19日に同病院で手術を受けたり、受ける予定の全患者の氏名と年齢、性別、血液型、病名などが書かれていた。HDDには、2013年4月から16年7月に同病院が実施した全ての手術に関する個人情報が入っていた。

 用紙、HDDともに住所や電話番号の記載はなく、HDD内の情報はパスワードで保護されている。同病院は今後、該当患者に説明し、謝罪する予定。

 同病院は手術室の効率的な運営を図るため、14年7月からこの業者に手術データの分析を委託。業務は院内で行い、個人情報の持ち出しは禁止し、処理が終わった用紙は破棄、HDDを持ち出す場合は内容を消去するよう指導しているが、女性社員は無断で持ち出していた。業者は「社の教育と本人の認識が不足していた」と話した。

 同病院の小林幹男病院長は「患者や家族に多大なご迷惑をかけ、心から陳謝したい」とコメント。再発防止に向け、個人情報の委託業務を再確認し、業者側に契約条項の順守を求めるとしている。

 同市の五十嵐清隆市長は「大変遺憾であるとともに申し訳ない。今後このようなことのないよう全職員に指示したい」とコメントした。

最終更新:8月14日(日)6時0分

上毛新聞