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高須光聖×日テレ土屋P「東京五輪開会式にVRを導入!?」

TOKYO FM+ 8月14日(日)17時0分配信

放送作家の高須光聖が、世の中をもっと面白くするためにゲストと空想し勝手に企画を提案していく新番組「空想メディア」。8月7日の放送では、Tプロデューサーでお馴染み、日本テレビの土屋敏男さんをゲストに迎えました。


土屋:インターネットが普及するにつれマイナス面も出てきたけど、未来も「ポケモンGO」によって示されたと思うんだよね。「ポケモンGO」ってコンテンツの波及範囲がハナから世界なわけじゃない。世界で10人に1人がやると、ビジネスの出方としてはとんでもないわけよ。破格になるわけでしょ。Googleマップで世界の場所というものを整理しようっていう概念の先にIngress(イングレス)というゲームをやり、そこにポケモンをのせたらすごいことになった。

高須:たしかに1週間足らずでとんでもないニュースになりましたね。これを続けていくといろんな問題も出てくるでしょうが、これは凌駕していくしかないですしね。これだけのインフラを作ったんだから。
テレビって、ほぼほぼアイデアと現場を仕切る力さえあれば、いろんな企画ができたんですよ。技術としてはカメラぐらいのもので。でもポケモンGOのような新しいコンテンツ、新しいサービスを作るとなると、ものすごい技術や資金が必要ですよね。だから俺は「アイデアがあったとしても無理なんだな」と思って。
もちろんテレビも進化はしたんですよ。カメラが小さくなってやれることが変わってきた。でもそれは、テレビのためのサービスとして小さくなったわけじゃないですよね。

土屋:ハイエイト(※Hi8 ソニーのビデオカメラ)を作った人は、ヒッチハイクさせるために作ったわけじゃないよね。みんなだいたいそうだよね。
例えば「電波少年」のCGでは、パーンと破裂するとか目が飛び出すとかあったけど、あれもソニーのかなりの技術なの。当然あれを作った人はそんなことのために作ったわけじゃないよ。そこに「こうやったら面白いじゃん?」って俺が言って。作った人は「そんなことのために作ったんじゃないんだけど」と思ったかもしれないけど、でもそれが技術だよね。組み合わせなんだよ。

高須:そうか。それも五十歩百歩なんですね。

土屋:Googleマップを作るにしても、“位置情報がわかればいいよね”、“ストリートビューみたいなものができたらいいよね”って、最初は純粋な技術として考えていたよね。そこから「(ポケモンGOのように)こうやって使ったらみんながハッピーになるじゃん」という話は、違う才能なんだよ。俺たちにはこっちしかない。

高須:そうですね。

土屋:だから新しい技術を探して、日テレラボでやってるVR(バーチャルリアリティ)、ポケモンGOのようなAR(オーグメンテッドリアリティ)とかAIとか。世界中でいろんな技術が開発されているわけだから、俺らのように「こうやったら面白いじゃん」って考える人間も絶対必要だよ。

高須:僕は最近、エモーショナルなものに訴えなあかんねんなって思うんですよ。僕は前に(キングコングの)西野とも話したんですけど、オリンピックの開会式でピタゴラスイッチをやりたいんですよ。普遍的なものであり達成感もあり、失敗するかもとみんながハラハラして見ている。そういう心をひとつに出来るコンテンツが素晴らしいと。今までそんな開会式はなかったじゃないですか。そういう仕掛けが、今後増えてくるだろうなと思ったんです。土屋さんは開会式は興味あります?

土屋:バーチャルリアリティは、360度体感できるんだよね。
「東京オリンピックというのは嘘で北京でもオリンピックをやってるし、世界中のあなたの家でもオリンピックをやっている」とかね。
国とか街に縛られることが違うと。オリンピックという概念が古いと。みんなが同じ場所に集まって……ということまで含めてね。開会式も世界の人口約70億人全員が参加できているという実感が持てるようなことを考えないとね。

高須:これはまた難しいよ。考えるよ(笑)。一気に日本のことを知ってもらう機会だしね。

土屋:知ってもらっちゃダメだよね。経済効果とか、スケベ心があるわけじゃない。でもそれが古いし、経済効果があるようなことはやっちゃいけないと思うんだよ。スポーツを通じて人が幸せになるにはどうしたらいいのか、「オリンピックの概念が、2020年の東京から変わったよね」って言われるぐらいのことをするという表明だけだね。今やれるのは(笑)。

高須:「じゃあそれは何?」と聞かれたら?

土屋:「やりますか?」って聞かれたら、何も考えずに「はいはい! やります!」って言ったら何か出てくるよ(笑)。

(TOKYO FMの番組「空想メディア」2016年8月7日放送より)

最終更新:8月14日(日)17時0分

TOKYO FM+

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。