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行きも無茶なら帰りはもっと無茶!爆笑必至の時代劇『超高速!参勤交代 リターンズ』

dmenu映画 8月14日(日)19時30分配信

(c)「超高速!参勤交代 リターンズ」製作委員会

ときは江戸時代、お上から無茶な参勤を命じられ、弱小貧乏藩の侍たちが江戸に向かってひた走る2014年公開の映画『超高速!参勤交代』。さらに過酷な試練が待ち受ける続編『超高速!参勤交代 リターンズ』が9月10日公開されます。前作では通常10日はかかる旅程を実質4日でやり遂げた彼ら。その帰りを描いた続編では、突然勃発した一揆を収めるため、たった2日で故郷まで戻らないと自分たちの故郷が取り潰しの危機に陥ってしまうという事態に陥ります。じゅうぶん無謀だった行き(参勤)よりも、さらなる高速化が必要な帰り道。彼らは無事に故郷へたどり着き、村に平和は訪れるのでしょうか?

倍速の帰り道は、爆笑場面も頻発!

磐城国(現在の福島県いわき市)の湯長谷藩(ゆながやはん)内藤政醇(まさあつ)を演じている佐々木蔵ノ介。政醇は積極的に村人とふれ合うお人好しの藩主で、身分の差がありつつも、道中で出会ったお咲(深田恭子)を側室に迎え入れるべく、今作で祝言をあげます。幸せに酔いしれたのも束の間、一揆が起こった知らせを受けて、故郷のために政醇一同は即、宴を切り上げます。

ここから行きの倍速で家路を急ぐはめになった一同。全員が命がけだからこそ生まれるドタバタ劇は、笑わずにはいられないシーンの連続です。時代劇好きもニヤりとさせる小ネタも満載。クライマックスの大軍1000人に対して挑む政醇率いるメンバーは、黒澤明監督の『七人の侍』よろしく7人。政醇らが引き連れ、戦いのお手伝いもこなす子猿には、同映画で三船敏郎が演じた“菊千代”と同じ名前がつけられています。その他にも『子連れ狼』を彷彿させる子連れの忍び侍が登場したりなど、時代劇好きであればあるほど、反応してしまう小ネタが随所に散りばめられています。

女性たちもたくましく参戦!?

今作では闘う男性の姿だけではなく、女性目線の描写もおもしろい。陣内孝則演じる悪老中、松平信祝(のぶとき)のさしがねで城をのっとられ、閉じ込められてしまった侍たちの妻や子どもたち。命からがら城へ戻り、なんとか助けに来てくれた夫たちに向かって、女性陣は「今までどこで何してたのよ!」と開口一番に罵声を浴びせます。

その他、命がけの戦いの最中に「自分への気持ちをちゃんと伝えて!」と政醇にせがむKYなのかいじらしいのか紙一重なお咲など、自分の感情に素直すぎる女性たちの言動が、緊迫した場面で笑いを誘います。

前作では数々の映画賞を受賞した本木克英監督。実はテレビ時代劇を10年ほど撮ってきているという長年に渡る時代劇制作の経験も活かされているそうです。侍たちのダッシュが止まらない、ハイスピードで巻き起こる時代劇エンタテインメントは、抱腹絶倒の準備をして楽しんでください!

(文/岩木理恵@HEW)

最終更新:8月14日(日)19時30分

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