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【MLB】「イチローは殿堂入りすべきか」を検証!? 米メディアが“粗探し”の末に称賛

Full-Count 8/14(日) 17:32配信

殿堂入りの可能性を“あえて”検証、「イチローは球史になくてはならない存在」

 7日(日本時間8日)のロッキーズ戦でメジャー史上30人目の通算3000安打に到達したマーリンズのイチロー外野手。12日(同13日)の本拠地ホワイトソックス戦では代打で二塁打を放ち、通算3003安打と偉業達成後も着々とヒットを積み重ねている。50歳までの現役続行を公言する背番号51だが、引退後は有資格1年目での米野球殿堂入りが確実と見られている。ただ、米スポーツサイト「ファンラグ・スポーツ」では、“イチローが殿堂入りするべきか”という点について、あらゆるデータを用いながら“あえて”検証をした。

イチロー、MLB3000安打の全打球位置イラスト

 記事ではまず、「イチロー・ズズキは殿堂入りするだろう。もしあなたがMVP、オールスター10回出場、ゴールドグラブ賞を10回受賞、シーズン最多安打記録を持ち、通算3000安打を放てば、クーパーズタウン行きのチケットは手に入れたも同然だ」と言及。イチローの実績は殿堂入りに値すると評価した上で「ここで浮上するのが、イチロー・スズキは殿堂入りすべきかどうかという質問だ」とし、「多くの人は、この試みを無意味だと思うだろう」と前置きしながら、あえてイチローが殿堂に相応しい選手かの再検証をスタートさせている。

 イチローの殿堂入りを論議する時、賛成・反対それぞれの意見を支持するデータにあふれている。記事では、あえて殿堂入りに相応しくないことを支持するデータをピックアップ。評価システムの多くがある中でも、選手の勝利への貢献度を測るWARを用いた「JAWS」と呼ばれる指標では、イチローが右翼手の平均を大きく下回っているため「殿堂入りの基準を満たしていない」と提言。一方で、イチローより低い数値に終わっているデーブ・ウィンフィールド、ウィリー・キーラーらが殿堂入りしているという事実もあると紹介している。

衰えを見せぬイチロー、「27歳の時のような若々しさを保っている」

 また、全盛期のイチローが、メジャーで最も重視される評価基準のWARで、アルバート・プホルスやアレックス・ロドリゲスに「遅れをとっている」ことや、初めてシーズン200安打に届かなった2011年以降に「失速を見せた」ことにも注目。13年以降は三振数も増加したことなどを挙げ、「すべての選手は下り坂を迎えるが、イチローの場合は急速で、たちが悪く、深刻だった」とも言及している。

 もっとも、記事では、過去217人という殿堂入り選手の数が「野球史における全選手の1%ほど」であることを紹介しつつ、「もし門戸を広げれば、頭を悩ませるまでもなくイチローは殿堂入りする」と断言。さらに、イチローが他の選手と比べて“異質”であることを強調する。

 まずは「イチローは選手として旬な時期をMLB以外でも数年過ごした」と指摘。イチローが日米通算4257安打を記録した頃にも話題となったが、「日本のオリックスで過ごした時間は、もし彼が初めからアメリカでプレーしていたら、どれほどの成績を残せたか分からなくしてしまった」としている。

 イチローは日本で7シーズンを過ごした後、2001年にポスティングシステム(入札制度)でマリナーズに入団した。日本では通算1278安打をマーク。「たられば」は禁物だが、仮に渡米がもっと早ければ、メジャー通算安打でピート・ローズを上回っていただろうと評価する声は根強い。

 殿堂入りに否定的な視点から始まった検証だが、記事の半ばから検証項目が肯定的なものにシフトしていく。「イチローは彼の世代で最も息の長い選手だ」という項目では、4シーズンで162試合全出場をした事実を紹介。11シーズンにわたり、700打席以上を重ねた。その鉄人ぶりを「イチローは”アイアン・ホース”だった」と称え、「42歳となった今でさえ、27歳の時のような若々しさを保っているように思える」としている。

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最終更新:8/14(日) 18:11

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