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子供の幸せには地方より大都市が有利

ハンギョレ新聞 8/14(日) 23:38配信

ソウルと完州の子供でどちらが幸せか討論

「ソウルにはそんなこともあるの…ぼくらにはないのに」
「田舎でも小川で遊ぶよりゲームをする」

ソウル大とセーブ・ザ・チルドレンの共同調査
大都市の子供の幸福感が
小都市や農漁村の子供より高い

 「田舎に住む子供は塾に通わなくてもいいし、小川で友だちと水遊びをしながら楽しく遊べそうだ」(ユ・ダハム君)
 「田舎で暮らせば田んぼではしゃいで遊べそう」(イ・スンジュン君)
 「田舎の子供は退屈だと小川に行く?ぼくたちも田舎に住んでいるけど、小川に行ったりしない。退屈なら普通はコンピュータや携帯電話のゲームをする。都市の子供たちは周辺に遊園地もあり、交通が便利だから簡単に遊べにいけます。空気が悪ければ家に空気清浄機つければいいし」(ムン・コンイル君)
 「都会の子供たちには周辺で遊べる場所も多そうで、あちこちに行けそうだ」(イ・フィマン君)

 大都市に住む児童たちの幸福感が中小都市や農漁村に住む児童の幸福感より高いという調査結果が出た。7日に発表されたソウル大社会福祉研究所とセーブ・ザ・チルドレンの「韓国児童の生活の質の総合研究」によると、8つの調査の領域(健康、主観的幸福感、人間関係、物質的状況、危険と安全、教育、住居環境、望ましい人格)のうち主観的幸福感の領域で、特別市・広域市などの大都市居に住む児童の数値が中小都市や農漁村地域を含む広域自治体に住む児童より高かった。この調査は小3~中1の児童8685人を対象にしたものだ。

 自治体別の順位では、大邱(テグ)、釜山(プサン)、蔚山(ウルサン)、仁川(インチョン)、光州(クァンジュ)、済州道、大田(テジョン)、ソウル、江原道、京畿道、慶尚南道、慶尚北道、忠清南道、全羅南道、全羅北道となった。主観的幸福感とは家族・学校・地域社会と児童自身の自らの満足度など、全般的な幸福感を総括する概念だ。ソウル大のユ・チョアン教授(社会福祉学)は「児童生活の質指数のうち主観的幸福感領域は7.87点(2013年)、7.93点(2014年)、8.05点(2016年)と続き、全般的な増加傾向にあるが、大都市とその他の地域格差は続いている」と説明した。

 この調査結果に関連し、ハンギョレは当事者の考えを聞いてみる場を設けた。先月31日、全羅北道完州郡上関面に住む中1の4人が近所のスタディ・カフェに集まった。同じ地域の児童センターに通う同じ年の友だちたちだ。生徒たちは「都市と田舎の児童、どっちが幸せか」というテーマで2対2の討論対決を繰り広げた。「都市の児童が幸せ」という主張を展開したムン・コンイル君とイ・フィマン君が優勢だった。彼らは都市に住む児童のほうが楽しみが多く、より幸せという論理を展開した。翌日の午後、ソウルでも同じテーマで中2の4人が討論を始めた。同じ塾に通い親しくなった4人がソウル麻浦区のセーブ・ザ・チルドレンの事務所に集まった。ジョン・シヒョン君とチョン・ソンウォン君は「田舎の児童のほうが幸せ」という論理を展開し、序盤の雰囲気をリードした。ジョン君は「家族旅行を行く時に田舎に場所を決めるように、本当の休息を取ったり幸せを見出すために田舎に行く」と話した。チョン君も「都市に住んで良い塾に通って良い高校に行けた時は嬉しいだろうけど、本当の幸せとは自然と共にする余裕のある人生にある」と主張した。

 しかしすぐ反論が続いた。ウィ・ジオさんは「農村に住む同じ年のいとこが休みの時に私の家に来るけど、『ソウルにはこんなものもあるんだ?私たちにはないのに…』と言うんです。自分が住む場所の満足感だとか、どこに住んでいるかという自信が幸せに影響を及ぼすみたいです」と話した。キム・イェリムさんも「農村に住む友だちは休みの時期に塾に通うため都市に来て、狭い部屋を借りてすごします。週末はお母さんが来て、頑張れと牛肉を買ってくれるそうです」と話した。キムさんは「田舎には良い塾がないから友だちが不安を感じ、幸せそうに見えませんでした。都市に住む子供たちのほうが、いろんな塾に通うことができてチャンスが多い」と主張した。双方の主張は対立したが、結局、ウィさんとキムさんの勝利で討論は終わった。

キム・ミヒャン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:8/14(日) 23:38

ハンギョレ新聞

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