ここから本文です

「優勝投手は大成しない」…?ジンクス打破に燃えるレオのエース候補【あの夏のヒーロー】

ベースボールキング 8/14(日) 13:00配信

初戦敗退となった前橋育英

 7月28日に行われた夏の全国高校野球選手権大会・群馬大会の決勝戦。前橋育英と健大高崎による頂上決戦は、延長12回の死闘の末、8-4で前橋育英が優勝。3年ぶり2回目の甲子園を掴んだ。

 しかし、“春の関東王者”の看板を引っさげて挑んだ2度目の甲子園は、初出場の嘉手納(沖縄)の猛打に飲み込まれて初戦敗退。これが夏の甲子園で喫した初めての黒星であった。

衝撃を与えた2年生エース

 初出場で初優勝を成し遂げた2013年の甲子園――。チームを優勝に導いたのが、当時2年生ながらエースを張っていた高橋光成(現西武)である。

 初戦の岩国商業(山口)戦では9者連続三振を記録するなど、完封勝利を挙げて勢いに乗ると、2回戦の樟南(鹿児島)戦でも完封。いずれも1-0というしびれる接戦を制した。

 3回戦では名門・横浜(神奈川)と激突するも、1失点(自責は0)で完投勝利と大黒柱として活躍。準々決勝でのリリーフ登板を挟み、準決勝も完投勝利。迎えた決勝の延岡学園(宮崎)戦でも3失点で完投と、6試合で50イニングを投げて自責はわずかに「2」だけ。防御率0.36と驚異の成績を残し、2年生ながら夏の主役となった。

 ところが、最後の夏は群馬大会の3回戦で健大高崎に敗れ、甲子園に出場することもできず。連覇の夢は早々に潰えてしまった。

 それでも、“超高校級”の評判は変わらず。秋のドラフトでは高校生の目玉として注目を集め、西武が単独1位で指名。プロへの扉が開いた。

“ジンクス”を打ち破れ!

 「甲子園優勝投手は大成しない」――。

 これは野球ファンの間でよく言われる“ジンクス”のひとつである。

 プロ野球界における現役の“甲子園優勝投手”を見てみると、小笠原慎之介(中日)、高橋光成(西武)、藤浪晋太郎(阪神)、島袋洋奨(ソフトバンク)、斎藤佑樹(日本ハム)、近藤一樹(ヤクルト)、そして松坂大輔(ソフトバンク)の7人。

 まだまだこれからの若い選手が多いことや、なにを持って“大成”とするのかなど、判断は難しいところではあるのだが、なんとなく物足りなさを感じるのも分かる気がする。

 ただし、高橋光成はこれらの投手たちとは少し違う。というのも、7人のうち高橋だけが2年の時に優勝投手となっているのだ。“ジンクス”の打破へ、男の右肩にかかる期待は大きい。

1/2ページ

最終更新:8/14(日) 13:01

ベースボールキング