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金沢の「都」、世界で舞う 18歳バレリーナの玉村さん、カナダの名門入団

北國新聞社 8月14日(日)3時2分配信

 金沢市のバレリーナ、玉村都さん(18)がカナダの名門「アルバータバレエ団」のオーディションに合格し、22日に入団する。9歳から通う河村クラシックバレエスタジオ(同市)で培った繊細な表現力が高く評価された。玉村さんは「舞台で一番輝けるバレリーナになりたい」と高みを目指す。

 アルバータバレエ団は団員約50人を擁し、カナダで2番目の規模を誇る。玉村さんは今年2月にオーディションを受け、世界中から1千人を超える応募者が殺到した難関を突破した。最初は18~21歳までの団員で構成する下部チームに所属し、メインのチーム入りを目指す。

 河村クラシックバレエスタジオから海外のバレエ団に入団するのは玉村さんが初めてとなる。世界で活躍するには不利とされる小柄な身長159センチながら、手足の先まで行き届いた繊細な踊りが持ち味だ。最終審査では、バレエ団の芸術監督から「18歳とは思えないほど洗練されている」と賛辞の言葉を贈られた。

 玉村さんの上達は師の河村奈央子さん(40)の教えによるところが大きい。バレエは体一つであらゆる感情や情景を表現する。河村さんは踊りに合わせた「せりふ」を考えることを求め、玉村さんは真面目にノートに書き留め続けた。

 玉村さんがせりふを書き込んだノートは9年間で10冊を超えた。16歳から2年間、オーストラリア国立バレエ学校に留学した時も書き続けた。長年の積み重ねが実力を伸ばし、留学生であるにもかかわらず、プロのバレエ団員と一緒に全豪ツアーに参加するメンバーに抜てきされ、2年間で約50公演に出演した。

 玉村さんは憧れのバレリーナとして、英国ロイヤルバレエ団で最高位のプリンシパルを長年務めた吉田都さんを挙げる。玉村さんは「うっとりするような足さばきに憧れる。高いレベルで自分を磨いて、世界で通用するバレリーナになりたい」と目を輝かせた。

北國新聞社

最終更新:8月14日(日)3時2分

北國新聞社