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気持ち切らさず“66” 片山晋呉は東京への思い新た

ゴルフ情報ALBA.Net 8月15日(月)6時11分配信

<リオデジャネイロ五輪ゴルフ男子 最終日◇14日◇オリンピックゴルフコース(7,128ヤード・パー71)>

金メダルを獲得したローズ、魂の雄叫び!

 5日の開会式はもう遠い昔のことのように感じる。最終順位は54位と振るわなかったが片山晋呉は最終日に“66”で5つスコアを伸ばす意地を見せて、充実感の中でリオでの戦いを締めくくった。

 優勝争いから遠く離れた最下位からのスタートにも、気持ちを切らすことはなかった。前半から安定したショットで3つスコアを伸ばすと、「あそこだけで12オーバーくらい打っている」と今大会の鬼門となっていた10番から13番までもスコアを落とすことなく切り抜けた。14番、15番と連続バーディを奪うと、終盤は長いパーパットを残すピンチもしのいでホールアウト。「今日に限って言えば頭も使えたし、こうやって試合で何回もやっていくと慣れるよね」とうなずいた。

 日の丸を背負った4日間を片山は「重たかったですね」と振り返った。「自分の人生の中での大きな出来事。(他の試合とも)比較にならない。別物ですね。ゴルフでこんなことが起きると思ってなかったわけですから、その出来事の中に飛び込めたことがすごく……なんて言ったらいいのか」。強い思いはその場で言葉にするのも難しいが、確かなことは日本ゴルフ界初のオリンピアンとして戦ったという事実。その責任が片山に最後までゲームをあきらめさせなかった。

 ゴルフコースを眺めてみれば、日本を出てくる時からは想定もできないほどのギャラリーの姿が目に入ってくる。「最終日のチケットが売り切れたのは聞いていたけどスゴイ入ってるよね。(メジャーにも)全然ひけをとらないでしょ」。そこかしこで沸き起こる熱狂。何よりも愛するゴルフが五輪競技として受け入れられたことがうれしい。ゴルフ競技は2020年東京五輪までの開催は決まっているが、その後は未定。「これだけギャラリーが入ったということを、IOCにも分かってもらって“まだ続けよう”と言ってくれることが僕らが一番望むこと」と選手たちの声を代弁した。

 次回東京大会を迎えるときには47歳。だが、五輪への思いはリオの地でさらに強くなった。「選手としてどうなるかわからないけど、4年後の東京の時にも何か携わりたい。せっかく日本だから日の丸を上げたいよね。表彰式で。そういう思いをもってこれからやっていきたい」。もちろん、「国立競技場を歩きたい」という思いも失っていない。

(撮影:福田文平)<ゴルフ情報ALBA.Net>

最終更新:8月15日(月)6時11分

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