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一時は銅メダル争い 池田勇太「これが五輪のゴルフなんだな」

ゴルフ情報ALBA.Net 8月15日(月)6時17分配信

<リオデジャネイロ五輪ゴルフ男子 最終日◇14日◇オリンピックゴルフコース(7,128ヤード・パー71)>

オリンピック男子ゴルフ、特選フォトギャラリー

 「リオデジャネイロ五輪ゴルフ男子」は最終ラウンドを行い、池田勇太は3日間連続となる“69”で回りトータル3アンダーの21位タイで初の五輪競技を終えた。

 前半のプレーは確かに上位を脅かした。2番で約4メートルを沈めてバーディを先行させると、5番パー5ではグリーン奥カラーから約10メートルのイーグルトライをねじ込んでジャンプアップ。さらに8番、10番もバーディとすると一時は銅メダルをもうかがう6位タイに食い込んで見せた。「リーダーボードは見てないけど、あと2打くらい、あと3打くらいと考えながらやっていた」。遠かった表彰台は、視界にしっかりと入っていた。

 しかし、11番でボギーを叩くと追撃の足が止まる。「1つくらいのボギーはしょうがないと思っていた」と気持ちを切り替えて続く12番では約3メートルのパーパットをねじ込むなど粘りを見せたが、14番パー3でバンカーから1メートルに寄せるも決めきれずボギー。「14番以降でしょうね…今日のゴルフは」。ここで事実上、メダル争いからは脱落した。

 だが、コース中で何度も沸き起こる大歓声、各国の国旗を背負ったギャラリーたちを見て、「最終日にしてオリンピックってこういうものなのかなと感じられた」と気持ちが高ぶったのも事実だ。「自分は学生時代含めて日本代表で戦ってきたたけどそういう感覚を思い出した。日本代表として戦うという意味では、メジャーとかで日本を代表するというのとは別物で、これがオリンピックのゴルフなんだなと感じられた」。メジャー大会というビッグイベントが存在するゴルフ界で、大会前からさんざん議論されてきた“五輪の価値”は確かにそこにあった。

 次回2020大会は母国での戦いとなる。もちろん、日本代表の座を譲るつもりもないが、オリンピアンとなった池田には東京に向けて五輪の価値を伝えていく役割も求められる。「五輪を経験できたのは僕と片山さんだけなのでそれはほかの人には味わえないこと。今後次の五輪へ向けてすぐまた色んなことが始まっていく。そこに僕らが少しでも意見できればいいのかなと思う」。戦いの終わりは4年後に向けた第一歩目でもある。

(撮影:福田文平)<ゴルフ情報ALBA.Net>

最終更新:8月15日(月)6時39分

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