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ゴルフの母国に金メダル ジャスティン・ローズ「夢がかなった」

ゴルフ情報ALBA.Net 8月15日(月)7時40分配信

<リオデジャネイロ五輪ゴルフ男子 最終日◇14日◇オリンピックゴルフコース(7,128ヤード・パー71)>

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 冬とは思えない強い西日に照らされた18番グリーンは、金メダリストをたたえるステージとなった。単独首位からスタートしたジャスティン・ローズ(英国)が、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)とのスコアの伸ばし合いを制しトータル16アンダーでゴルフ男子の頂点に立った。1900年のチャールズ・サンズ(米国)、1904年のジョージ・ライオン(カナダ)から長い歴史を経てこの日新たな金メダリストが誕生した。

 トータル15アンダーで並んで迎えた最終18番パー5。ステンソンとの勝負の行方は共にグリーン手前まで運んだ第3打目に託された。約46ヤード地点から先に打つのはステンソン。静寂の中放った1打はやや開き気味に入ってピン右手前6メートルを残す。それを見たローズは40ヤードを50センチにピタリ。入れるしかないステンソンはファーストパットを強気に打って2メートルオーバーし、返しも外してボギーとした。

 「最終ホール、あのタイミングであのアプローチショットができたのは、まさにマジックのようだった」。実質ウィニングショットとなった3打目を振り返るローズ。2パットでも優勝の50センチのウィニングパットは、いつもよりずっと慎重にラインを読んだ。わずかな静寂のあと、112年ぶりに復帰した五輪ゴルフ金メダリストが誕生した。

 2010年から毎年PGAツアーで1勝以上を挙げているローズだが、故障もあった今季はここまで「ウェルズファーゴ選手権」の3位が最高だった。それでも、2013年の「全米オープン」覇者は今大会に向けて着々と準備を整えていた。「リオ五輪のタイミングで100%の状況になるようにしたいと、頭の隅では考えていた。ハードワークをこなし、長い時間ジムトレーニングもした」と照準を合わせた大一番で見事勝ちきって見せた。

 「オリンピックチャンピオン?とてもいい響きだよ。表彰式もテレビでは何度も見てきたけど、私自身が実際に加わるものではないと思っていたからね。ドリーム・カム・トゥルー。リオ五輪については長いこと考えていたし、本当にクレージーな話。最高の気分さ」。ガッツポーズのあとは、何度も何度も胸に刻まれた母国のロゴを握りしめた。112年ぶりの金メダリストは、ゴルフ発祥の国から来たメジャーチャンプだった。

(撮影:福田文平)<ゴルフ情報ALBA.Net>

最終更新:8月15日(月)8時1分

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