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IoT・M2M環境を短期間、低コストで提供するクラウド型サービスを開始

MONOist 8月15日(月)9時55分配信

 日立システムズは2016年7月25日、遠隔地に点在する装置の稼働監視や制御ができるIoT(モノのインターネット)・M2M(Machine to Machine)環境を短期間、低コストで提供するクラウド型のプラットフォームサービスを開始した。M2M環境導入を支援する、同社の「NETFORWARD M2Mサービス」のラインアップを拡充したものだ。

 近年、企業においてIoT・M2Mを活用して新しいビジネス領域へ踏み出す動きが進んでいる。新サービスは、同社のクラウド型IT基盤提供サービスである「リソースオンデマンドサービス」や運用・監視サービスと、米国PTCのIoT・M2M向けソフトウェア「ThingWorx」を組み合わせて提供する。

 PTCのThingWorxは、顧客が国内外に保有する装置からセンサーにより収集したデータを「見える化」し、装置の動作傾向の把握や、異常の検知ができるプラットフォーム製品。遠隔監視制御機能を利用することで、予防保守の実施や、異常を検知した際に遠隔操作で原因を究明したり、復旧したりすることができる。さらに、車両や医療機器といった移動する装置のデータ収集や紛失防止などを目的とした位置情報取得機能の活用実績もある。

 新たなプラットフォームサービスでは、このThingWorxの機能をクラウド型で提供する。管理対象装置が少なくても初期費用をかけることなく、短期間で利用開始でき、利用開始後にビジネスが拡大して管理対象装置が増加した場合でも、迅速に拡張することができる。

 日立システムズが提供しているNETFORWARD M2Mサービスは、これまでIoT・M2M環境向けのネットワーク提供が中心だったが、今回のサービス拡充により、IoT・M2M環境に必要な装置へのセンサー導入からデータの収集・管理、センサーやネットワークを含むシステムの監視・運用サービスまでをワンストップで提供することが可能になった。

 同社では今後、NETFORWARD M2Mサービスに加え、機器の保守、制御システム向けのセキュリティ、BEMS(ビルエネルギー管理システム)などのサービスを組み合わせて提供。これらを通じて、2018年度までに累計300億円の売上を目指すとしている。

最終更新:8月15日(月)9時55分

MONOist