ここから本文です

ジャカルタ都心を走る日本の電車…安くて安全、うまく利用できればメリットは大きい

レスポンス 8月15日(月)21時30分配信

ジャカルタには実に多くの交通手段が存在する。タクシー、バイクタクシー、三輪タクシー、バス、電車など。旅行者にとって少し躊躇してしまうものも一部混じっているが、何かに乗らないことにはどこにもいけない。

[関連写真]

ジャカルタは道路の交通状況が悪く、毎日大渋滞が頻発する。「じゃあ電車を使えばいいじゃないか」と思う読者のために、今回はジャカルタの電車「KRLジャボタベック」を紹介する。KRLジャボタベックというのはジャカルタ都市圏を走る通勤電車網の愛称だ。

目標地点とするのは、ジャカルタ都市部の中央に位置し、主要なターミナル駅であるジャカルタコタ駅。

◆スタート地点はゴンダングディア駅

白くそびえ立つ、ジャカルタのシンボルでもある「モナス」から15分ほど歩くと、ゴンダングディア駅にたどり着く。モナスのすぐ近くのガンビル駅には特別車両しか止まらないため、ここから乗車することはできないので注意だ。

駅の中は全体的にオレンジ色で統一されており、広々としているが、人が少なく特に店が多く入っているということもないため、ガランとした印象。切符売り場で行き先を告げると、乗車カードが渡され、次回からはこのカードに行き先を書き込むことになるということだ。ゴンダングディア駅からジャカルタコタ駅までは1万2000ルピア(約96円)だった。

改札口はカードをタッチするだけで、日本でも採用されているものとほぼ同じ。しかしカードの認識まで少々時間がかかるようで、体感で1~2秒ほど押し当てていないと反応しなかった。ランプが緑色になったら自分でバーを押し開けて入場することになる。

◆ホームで待っていると、入ってきたのは日本製の車両

ホームに出ると、駅名と行き先(方向)と注意事項が書かれた看板が出ていた。特に「電車につかまって乗らないこと」や「電車の上に乗らないこと」という注意書きは日本ではお目にかかれない。以前はそういった姿が多く見られたというが、今回利用した際にはまったく見かけなかったので、乗車マナーが向上しているのかもしれない。

そうしてホームで待っていると、電車が駅に入ってきた。道路は左側通行のインドネシアだが、どうやら電車は右側通行らしい。そして入ってきた電車、どこか見覚えがあると思えば日本の205系ではないか。乗車してみると、まるで日本に戻ってきたかのように錯覚してしまう。そしてドアに貼られた「ドリアン持ち込み禁止」のシールを見て、現実に引き戻されるのだった。

◆ジャカルタコタ駅到着、駅は大混雑

思ったよりもゆっくりとした速度で走る205系。それでも数十分と経たないうちに目的地のジャカルタコタ駅に到着した。しかし窓から見えるホームが随分と低い。それもそのはず、ドアが開くとホーム側に階段が取り付けられていた。しかし取り付けられていない箇所もあるので、降りる時にはちゃんと確認した方がいいだろう。

ジャカルタコタ駅はターミナル駅ということで、多くの電車が様々な方向に向けて発車する。乗り換える人、出発する人、送りに来る人に出迎える人で、駅構内はごった返していた。また、ここの切符売り場には券売機が多数あり、先ほど購入した乗車カードを挿入し、画面で目的地を選択(英語も可)することで簡単に乗車券を購入できるようだった。

そして駅を出ると大量の露店とタクシーが列をなしており、こちらも大混乱。クラクションが鳴り続け、相当な「賑わい」をみせていた。


今回ジャカルタの電車を使ってみてわかったことは、安くて乗客のマナーもよく、安全に利用できるということだった。しかし駅前の混雑や駅までのアクセス(歩いて行ける距離にない場合タクシーを使わなくてはいけないなど)を考えると、旅行者としては自分の滞在するホテルの場所と目的地に合わせ、うまく利用するのが良さそうだ。

《レスポンス 関 航介》

最終更新:8月15日(月)21時30分

レスポンス

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。