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日本ハム・大谷 首位決戦で浮上する“リアル二刀流”復帰

東スポWeb 8月15日(月)16時43分配信

 2位の日本ハムは14日の楽天戦(コボスタ宮城)に2―1で勝利。首位のソフトバンクがロッテに敗れたため、2ゲーム差と迫った。「3番・DH」で出場し、値千金の17号逆転2ランを放った大谷翔平投手(22)は21日のソフトバンク戦(札幌ドーム)に“リアル二刀流”で投手復帰する可能性が浮上してきた。

 大谷は7月10日のロッテ戦(札幌ドーム)で右手中指のマメをつぶし、14日の楽天戦まで4試合の先発登板を回避してきた。しかし、14日の試合前に約30球のブルペン調整を行い、復帰時期を慎重に模索してきた栗山監督の口調も熱を帯びてきた。

 指揮官は「初球から力は入ってきている。(試合で)投げたら(後ろに)バックしないようなところへ持っていかないと。徐々に(調子を上げる)なんて考えていない」と21日のソフトバンク戦が有力視される1か月半ぶりの先発復帰登板に即ベストピッチを求める高いハードルを設定した。さらに「どういうふうに使っていったらいいのか、いろいろ考える。残りのゲーム数とか対戦相手の流れとか、どう使ったら優勝しやすいのか知恵を絞る」と起用法を複数パターン用意していることを示唆した。

 一方で吉井投手コーチのトーンは真逆。「何も評価するようなことはありません。今日も全力で投げているわけではないし、ゲーム(登板)はこれからですね。まだ準備はできていない」と指揮官との温度差を演出した。これをどう判断するかは難しいところだが、ソフトバンクとの直接対決が残り2カード(計5試合)しかないことを考えればここで仕掛けないでいつ勝負するのかという正念場だ。

 常日頃から「ウチは下にいるわけだから勝っていくしかない。そのために打てる手は打ちまくる」と断言している栗山監督が消極策でこの天王山に臨むはずはない。ただ、難しいのはこの対戦で打率4割2分3厘、8本塁打と脅威となっている「打者・大谷」をどうするのかという問題だ。ソフトバンクも「投手」よりも「打者」としての大谷を警戒しており、「1番・投手」で決勝先頭弾を放ち8回無失点で勝ち投手となった7月3日以来の“リアル二刀流”で王者を追い落としにかかるのが逆転Vへの正攻法だろう。登板前日の原則休養など「起用の制約」の封印を解く可能性もある。

最終更新:8月15日(月)16時43分

東スポWeb

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